内容説明
元外交官である著者が、インドシナ半島を中心とした南国での記憶を振り返りながら綴ったエッセイ集。タイやベトナム、ラオスなどの地での勤務経験、現地の文化や食、風景、人々との出会いが、哀愁を帯びた筆致で描かれる。「失われたもの」への追悼と「今なお心に残る風景」への愛情が刻まれた追憶の書。
目次
プロローグ
第一章 食を巡る冒険(我がドリアン記念日;パクチー事始め;泡盛雑考(君知るや南国の美酒泡盛) ほか)
第二章 徒然なるままに(尿路結石奇談 とても痛ーく、摩訶不思議なお話;ウスクダラあるいはユスキュダラ;フクロウ・グッズを集めて幸せになろう ほか)
第三章 懐かしき人々(パシュパティナート挽歌(永友政敏さんへの鎮魂歌)
「おしん」を見て涙ぐんでいたアヤさん(お手伝いさん)
中野駅のラッフィング仏陀 ほか)
エピローグ
エピローグの追記
著者等紹介
柴田和夫[シバタカズオ]
1951年茨城県水戸市生まれ。1975年横浜市立大学卒業後商社に就職。1978年外務省入省後、本省の他にバンコク(3回)、NY、シンガポール、インドネシアに勤務。2009年儀典官兼儀典賓客室長。2010年在チェンマン総領事。2013年在デンパサール(バリ島)総領事。2015年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。