内容説明
誰しもいつかはかならず老いる。そのとき、自分らしく生きられる場所とは。高齢者の“生きる”を支える老人ホームの現在と未来。「老い」とともに歩む入居者の穏やかな暮らしと一抹の不安。志をもって介護の世界に飛び込んだ若者の思い―ホームの日常には、より良い老後や介護のヒントが凝縮されている。“終の棲”から生のことばで発信するルポルタージュ。「ありがとうと言ってくれてありがとう」平均年齢90歳の入居者とその孫世代の若いスタッフたちが織りなす日常には、マニュアルには載っていない「思いやり」の連鎖があった。老人ホームに入居して5年目になる著者が見つめ続けた介護現場の真実から、誰もが自分らしい老後を生きられる未来への願いを綴る。
目次
第一章 介護は人生の循環
第二章 よりよい老人ホームにする手掛かり
第三章 老人ホームの入居者が見た認知症
第四章 老人ホーム入居者の家族
第五章 生きていれば誰しも老いに直面する
第六章 おのが歩みをますぐにゆかむ―自分らしく生きていくヒント
著者等紹介
北沢美代[キタザワミヨ]
1941年生まれ。早稲田大学教育学部卒。龍口直太郎教授研究室秘書、翻訳業、家庭教師などを経て、1971年株式会社アサヒ健康事業部入社、1975年ミズ(MYS)株式会社取締役、1988年株式会社エコロジーヘルスラボ(EHL)代表取締役、1995年同辞任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 洋書
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