内容説明
育てるのではなく、ともに歩み、ともに生きる。障害という枠を超え、目の前の「かれら」と真剣に向き合う。教育や支援を超えた先に、本当の「共生」がある。子どもたちとの日々から見えてきた、成長の軌跡と向き合うべき現実。誰もが生きやすい社会とは何かを問う一冊。支援教育の現場から見えた、未来へのヒント。
目次
第一部 自閉症の世界への道(かれらにつながるきっかけ;実践小学校障害児教育 おひさま学級(仮名) ほか)
第二部 療育はアイデアと体力が勝負(睡眠障害;トイレトレーニング ほか)
第三部 心の成長を信じて(障害児にも思春期は訪れる;絵は言葉の代弁 ほか)
第四部 社会人、そしてその先の人生(青年期のかれら;母親たちの奮戦記 ほか)
著者等紹介
えんどうとしこ[エンドウトシコ]
1947年宮城県生まれ。東北大学文学部卒業。日本女子大学家政学部児童学科に編入学、5年後卒業。臨時教員として5年間、ことばの教室、特殊学級(現在の支援学級)、通常学級、養護学校(現在の支援学校)などに勤務。1989年発達障害児のための「こばと塾」開設。その後「こばと治療教育センター」と改称。発達・自立支援教育教材を開発・販売(9条一般図書として学校教材になる)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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