内容説明
海で隔てられた陸地や島々は、海面が低い時代にはひと続きの大陸であり、動物たちは他の大陸や島へ移動が可能だった。その後の海面上昇によって、現在までの動物の分布や進化は大きな影響を受けている。謎に包まれた動物生息域の変遷を、「沈んだ大陸」の証拠をもとにわかりやすく解説。
目次
第一章 伝説の大陸と最終氷期の大陸
第二章 日本列島周辺の沈んだ大陸
第三章 四三万年前に沈んだ大陸
第四章 深海に沈んだ大陸
第五章 ジュラ紀以降の海面の位置と海面上昇
第六章 陸生動物の分布と沈んだ大陸
著者等紹介
柴正博[シバマサヒロ]
1952年生まれ、東海大学大学院海洋学研究科修士課程修了。理学博士、ふじのくに地球環境史ミュージアム客員教授、元東海大学海洋学部博物館学芸課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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伝説の大陸と最終氷期:アトランティス ムー大陸 最終氷期 陸橋 ベーリング海峡 沈んだ大陸と生物分布:琉球古陸 大陸棚 トカラギャップ 動物地理境界線 固有種 四三万年前の大陸:地質証拠 沈水 ナウマンゾウ 進化 適応 深海に沈んだ大陸:プレート変動 ジーランディア モザンビーク海峡 深海掘削 生態系変化 ジュラ紀以降の海面上昇:氷床溶解 火山活動 白亜紀 サンゴ礁 海水準変動 陸生動物と大陸移動:生物地理学 ゾウガメ 有袋類 分布変遷 大陸沈水の影響:絶滅種 進化圧 生態系再編 分子系統学 適応放散2025/03/21