内容説明
“美しい死”を目の当たりにした、あるお医者さんの記録。「医者と住民は運命共同体」と言われるほどに、与論島の生命線を担い続けた約30年。島の伝統文化の中で暮らし、家族と共にケアし、患者の自宅で最期を看取る。コミュニティーの一員として過ごした時間から編み出した、人生そのものを癒す医療とは。
目次
第1章 南の島で(記憶に残る初めての往診;自分の意志で家に帰ると言った入院患者さん ほか)
第2章 人生の終わりを迎える場所(病院に行かないと言った患者さんの遺した道路;島外の病院から島の自宅に帰った患者さん ほか)
第3章 人に寄り添う医療を目指して(マザー・テレサとの出会い;アルフォンス・デーケン教授をお招きして ほか)
第4章 医師として人として(死生学の大御所近藤功行先生との出会い;幼くしてこの世を去った妹の思い出 ほか)
著者等紹介
古川誠二[コカワセイジ]
昭和24年徳島県生まれ。阿波踊りと弘法大師をこよなく愛する医者らしくない医者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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