出版社内容情報
男手一つで育ててくれた父が亡くなり、鎌倉のカフェを引き継ぐことになった香良。人見知りのせいか、経営はなかなかうまくいかない。そんな時、離婚した親友が押しかけてきて、気づけばシェアハウスを始めることに。でも、入居希望者は、個性豊かな訳ありばかり。そんな住人たちを香良は淹れたてのコーヒーと美味しい賄いカレーでもてなします。
【目次】
内容説明
男手一つで育ててくれた父が亡くなり、鎌倉のカフェを引き継ぐことになった香良。人見知りのせいか、経営はなかなかうまくいかない。そんな時、離婚した親友が押しかけてきて、気づけばシェアハウスを始めることに。でも、入居希望者は、個性豊かな訳ありばかり。そんな住人たちを香良は淹れたてのコーヒーと美味しい賄いカレーでもてなします。
著者等紹介
越智月子[オチツキコ]
1965年、福岡県生まれ。2006年に『きょうの私は、どうかしている』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みんとあめ
35
鎌倉の古い洋館を舞台に、個性豊かな訳あり住人たちの日常を描いた物語。読みたいと思っていた本が文庫化され嬉しいかぎり。読み始めは更年期に恐れ慄いたのだが、いろんな経験を経て、不器用ながらも生きる住人たちはみな憎めず、年齢を重ねたからこその距離感や受け入れ方が良いなあ感じ、この輪に加わりたくなった。なにより香良の淹れたてのコーヒーと美味しそうな賄いカレーが魅力的で心惹かれる。それを一緒に食べる人がいるっていうのがまた良い。続編も文庫化されるのでありがたい。楽しみだ。2026/03/17
Toku-p
20
文庫にて再読。文庫化を待ってました。鎌倉の風景を思い出しながら何度も読みたい一冊。やっぱり三樹子は強引すぎるよな…?と再確認した。受け入れられるのは人生経験からくる寛容さか。個々では強烈でもしょっぱさや苦さをブレンドすればよい…とはガラムマサラのことを言っているようで、シェアハウスの人々のことを言っていると思った。それぞれの個性と、人生のほろ苦さとしょっぱさで、残りの人生が味わい深くなるといい。2026/02/22
リトロ
17
鎌倉×珈琲×カレー。ルームシェアに集まった女性たちは、皆ワケありで、心に傷を負っていた。鎌倉の景色と鳥のさえずり、四季折々の花が癒してくれる暖かな物語だった。文庫本にはカレーのレシピも掲載。続編も読んでみたい。2026/03/16
マロンのりたま
11
鎌倉、珈琲、カレー、シェアハウス、好きが詰まった物語。住人たちはどこかワケありな様子。一章ごとに一人一人の人となりが解き明かされる。シェアハウスと聞くと若い人たちの物語かと思いきや、ここでは中年女性たち。心に傷を負った住人たちが、オーナー香良の珈琲やカレーにより少しずつほぐされていく。歳を重ねるごとに一人で生きて行くのは寂しくなる。血の繋がりなど無くても、美味しいごはんと他愛ない会話があれば人は心穏やかに暮らしていける、そんなありふれた日常が実はかけがえのないものだと教えてくれる物語。2026/03/20
su☆ma
8
★4 初読作家。特急乗るのに本持たずに出てしまい、駅の新刊棚で。急いでパラパラしただけのわりには好きな雰囲気で良かった。全く知らない他人と住むとか私には想像できないから、シェアハウス出来る人が羨ましい。荷物なく身軽にな(らざ)る理由は様々で、ある程度年齢重ねていれば人はそれぞれ事情を抱えていて当然。ひっかき傷のある心を癒すような風の音だったり、鳥の鳴き声と珈琲とカレーの薫り。たまには濃いお茶でもいいのにと両方好きな私は思わなくもないけど、傷が癒えるなら良いのか。ゆったりしていて優しかった。2026/02/22
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