出版社内容情報
男手一つで育ててくれた父が亡くなり、鎌倉のカフェを引き継ぐことになった香良。人見知りのせいか、経営はなかなかうまくいかない。そんな時、離婚した親友が押しかけてきて、気づけばシェアハウスを始めることに。でも、入居希望者は、個性豊かな訳ありばかり。そんな住人たちを香良は淹れたてのコーヒーと美味しい賄いカレーでもてなします。
【目次】
内容説明
男手一つで育ててくれた父が亡くなり、鎌倉のカフェを引き継ぐことになった香良。人見知りのせいか、経営はなかなかうまくいかない。そんな時、離婚した親友が押しかけてきて、気づけばシェアハウスを始めることに。でも、入居希望者は、個性豊かな訳ありばかり。そんな住人たちを香良は淹れたてのコーヒーと美味しい賄いカレーでもてなします。
著者等紹介
越智月子[オチツキコ]
1965年、福岡県生まれ。2006年に『きょうの私は、どうかしている』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みんとあめ
39
鎌倉の古い洋館を舞台に、個性豊かな訳あり住人たちの日常を描いた物語。読みたいと思っていた本が文庫化され嬉しいかぎり。読み始めは更年期に恐れ慄いたのだが、いろんな経験を経て、不器用ながらも生きる住人たちはみな憎めず、年齢を重ねたからこその距離感や受け入れ方が良いなあ感じ、この輪に加わりたくなった。なにより香良の淹れたてのコーヒーと美味しそうな賄いカレーが魅力的で心惹かれる。それを一緒に食べる人がいるっていうのがまた良い。続編も文庫化されるのでありがたい。楽しみだ。2026/03/17
アイシャ
35
あまりリアルなことは考えないようにしたい(シェアハウスってこんなに簡単に始められるの?賃料安すぎない?お風呂の水一々替えてるの?などなど)これは心地よいファンタジー。人生でいろんな欠けたものを持っている人たちが集まって、鎌倉の自然の中で(しかも駅から歩いて8分)気持ちの良い生活を探し当てていく物語。結果として住人は全て善良な方ばかり。お隣の方も含め。嘘でもいい。こんな生活してみたい。これこそが物語の良さ。2026/06/09
檸檬の木
26
男手一つで育ててくれた父が亡くなり、残してくれたカフェを引き継いだ香良。カフェとシェアハウスを兼ねた和洋折衷の古い洋館「おうちカフェ」を舞台に繰り広げられる人間交錯が楽しい。人見知りの香良、モワハラ夫から逃げてきた親友の三樹子、柴犬を伴った里子、誰にも言えない秘密を抱えたあゆみ、息子夫婦に家を追い出された千恵子。昭和生まれの彼女たちは、それぞれに重たいものを抱えているが、心地よいシェアハウスの生活を通して居場所を見つけていったようだった。美味しいコーヒーとカレー、鎌倉の四季折々の自然に癒された。 2026/04/20
Toku-p
22
文庫にて再読。文庫化を待ってました。鎌倉の風景を思い出しながら何度も読みたい一冊。やっぱり三樹子は強引すぎるよな…?と再確認した。受け入れられるのは人生経験からくる寛容さか。個々では強烈でもしょっぱさや苦さをブレンドすればよい…とはガラムマサラのことを言っているようで、シェアハウスの人々のことを言っていると思った。それぞれの個性と、人生のほろ苦さとしょっぱさで、残りの人生が味わい深くなるといい。2026/02/22
リトロ
18
鎌倉×珈琲×カレー。ルームシェアに集まった女性たちは、皆ワケありで、心に傷を負っていた。鎌倉の景色と鳥のさえずり、四季折々の花が癒してくれる暖かな物語だった。文庫本にはカレーのレシピも掲載。続編も読んでみたい。2026/03/16




