出版社内容情報
中2の沙耶は、明晩、両親が自分の殺害を計画していることを知っていた。だが下校中、児童相談所職員を名乗る男の車で誘拐される。監禁下のやりとりで男にやさしさを感じ、ふと彼女は男がじつは本当の父親ではないのかと疑う。一方、男は「身代金目当ての営利誘拐である」と警察に犯行声明を送り粛々と計画を進める。彼は一体誰で何が目的なのか?
【目次】
内容説明
中2の沙耶は、明晩、両親が自分の殺害を計画していることを知っていた。だが下校中、児童相談所職員を名乗る男の車で誘拐される。監禁下のやりとりで男にやさしさを感じ、ふと彼女は男がじつは本当の父親ではないのかと疑う。一方、男は「身代金目当ての営利誘拐である」と警察に犯行声明を送り粛々と計画を進める。彼は一体誰で何が目的なのか?
著者等紹介
八重野統摩[ヤエノトウマ]
1988年、北海道札幌市出身。2012年『還りの会で言ってやる』(メディアワークス文庫)でデビュー。19年『ペンギンは空を見上げる』(東京創元社)で坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
24
12月の北海道。中学2年の少女・有乃沙耶が、虐待が疑われる両親のことを相談していた児童相談所の職員を名乗る男の車に乗せられ、そのまま誘拐・監禁されてしまうミステリ。身代金が目的の営利誘拐であると犯行声明を北海道警察に送りつけて、粛々と計画を進める渡辺。一方で垣間見える優しや監禁下の交流から、彼が実は本当の父親なのではないかと思い始める沙耶。両親の心ないありようにはなかなか来るものがありましたが、明らかになっていく背景と、あまりにも不器用すぎる贖罪がもたらした結末にはそれでも確かな救いがあったと思いました。2026/01/08




