出版社内容情報
江戸で一流の蘭方医を父親に持ち、器量もいい千夏。しかし、自身も蘭学に心酔して、縁談が遠い。そんな彼女がある太物商の悪事の噂を耳にした。旧知の同心に相談するも相手にされないまま、当の商人が何者かに毒殺されてしまう。亡骸を検分するという父に千夏もついていくと――。跳ね返り娘が度胸と科学の知識で超難事件に挑む時代ミステリー。
内容説明
江戸で一流の蘭方医を父親に持ち、器量もいい千夏。しかし、自身も蘭学に心酔して、縁談が遠い。そんな彼女がある太物商の悪事の噂を耳にした。旧知の同心に相談するも相手にされないまま、当の商人が何者かに毒殺されてしまう。亡骸を検分するという父に千夏もついていくと―。跳ね返り娘が度胸と科学の知識で超難事件に挑む時代ミステリー。
著者等紹介
山本巧次[ヤマモトコウジ]
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第十三回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉となった、『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』で2015年デビュー。同作はシリーズ化され、人気を博す。18年、『阪堺電車177号の追憶』で第六回大阪ほんま本大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
19
2025年6月幻冬舎時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。ありふれた調査の繰り返しが辛い。もう少し華のある展開にならないものかと。。2025/07/21
fuku3
18
2025.9.1読了。シリーズ第2弾。江戸で高名な蘭学医、畠中順道の娘、千夏が蘭学の知識を活かし難事件を解明する。太物問屋、和泉屋伝兵衛の不審死、順道と千夏は同心の井沢の依頼で検死当たる。死因は附子(トリカブト)による毒殺であった。千夏は幼馴染の梨里と共に探索に動く。店主の伝兵衛が決まった時間に薬を飲む、誰が附子を入れたか⁉︎千夏は店の内情を聞き込み、時間のトリックに気が付く。この時代の時間の感覚の大雑把な事!そこに目を付けた下手人は店の櫓時計に細工を!簡単な仕掛けだがこの時代には大変なトリックだった!2025/09/01
ごへいもち
13
イマイチかなぁ2025/07/21
きょん
10
蘭学小町・千夏の事件簿②。季節によって一刻の長さが変わる江戸時代、和時計がどうやって時間をあわせていたかが面白かった。確かに時間がアバウトだとアリバイ崩しって価値がないですもんね。2025/07/03
ブランノワール
2
面白かったです2025/08/28