出版社内容情報
人気作家、矢﨑健介70歳。都内のホテルで知り合った自称「世界一もてない男」に請われ、興味本位でユーチューブ番組への出演を承諾する。カメラの前で矢﨑が語るのは、かつて付き合った女性たちとの激しく、濃密な日々だった――。矢﨑健介の「自由」は一体何を生み出すのか? 数々の出会いと喪失を繰り返し、命の源を追い求める連作小説。
内容説明
人気作家、矢〓健介70歳。都内のホテルで知り合った自称「世界一もてない男」に請われ、興味本位でユーチューブ番組への出演を承諾する。カメラの前で矢〓が語るのは、かつて付き合った女性たちとの激しく、濃密な日々だった―。矢〓健介の「自由」は一体何を生み出すのか?数々の出会いと喪失を繰り返し、命の源を追い求める連作小説。
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年長崎県生まれ。『限りなく透明に近いブルー』で第七十五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。「トパーズ」「KYOKO」で映画監督も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうすけ
23
現状、村上龍の最新作か。連作短編集。最初の話が一番良い。というか、それ以外はあまり。コンプラとか炎上とかをまったく気にしない大作家が、自らの女性遍歴を、というか、ヤったヤれなかった話を延々とYouTubeで語るというもの。たぶんほぼ実体験。村上龍映画小説集、みたいな感じ。いまの人たちはたぶん許せないだろうが、村上龍自身、そういう意見などなんとも思ってないのだろう。2025/06/17
しましまこ
10
???、私には難しい…2025/07/13
dynabook77
4
>マーロン・ブランドの時間は止まってしまった。わたしの時間も止まる時がくる。 先生、そういうことなんですね。数々の偉大なる作品を発表してきて先生の晩年にこのような連作を読める幸せ。 ただ不適切だから耐性が無い人は読まない方が良い2025/08/22
biwacovic
1
本屋で偶然見かけて、金原ひとみの「静かでクリアで、何も起こらないのに狂気じみた小説!」という帯に惹かれて買ってしまった。村上龍読むのいつ以来だろう?(『半島を出よ』以来?)・・帯通りのヤバい小説だった。「三十代か四十代か五十代の女性」という表現。視点は移り変わるのに全く同じワインや食事についての描写を繰り返したり、昔の女遍歴の披露も、意図みたいなものがどこにも見えず、ひたすら瞬間的な文章が連なっている。これが村上龍の現在地なのか・・何だか得体の知れない怪物のようで、とりあえずめっちゃ面白かったな、と。2025/08/21
24601
1
ただの日記。出版されるべきではない。 2025/08/02
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