出版社内容情報
「誰も記録しないような無数のものを、私もすくいとってみたい」。手で洗うふきん。女友達と歌い尽くす夜。陣痛の合間にとったメモ。愛犬の散歩。笑顔と涙、頑固と寛容、面倒と小さな喜び――。まとまらない考えも俎板にのせ、台所で手を動かせば新しい道筋が見えてくる。料理、家族、仕事、社交。見逃したくない小さな景色を書き留めた二十七篇。
内容説明
「誰も記録しないような無数のものを、私もすくいとってみたい」。手で洗うふきん。女友達と歌い尽くす夜。陣痛の合間にとったメモ。愛犬の散歩。笑顔と涙、頑固と寛容、面倒と小さな喜び―。まとまらない考えも俎板にのせ、台所で手を動かせば新しい道筋が見えてくる。料理、家族、仕事、社交。見逃したくない小さな景色を書き留めた二十七篇。
目次
かまどの神様 自己紹介に代えて
食いしん坊の心得
ゴム手袋に告ぐ
こたこたなもん
三月の蓑、八月の鯨
ルイさんの声
二四〇〇年の家事
不祝儀袋
桜の木、檸檬の木
手のひらの東京
同級生
新宿ケセラセラ
終戦記念日のシュプレヒコール
叱るという字、裁くという字
日記
ただ白いクロスを汚したくないだけ
空飛ぶ手紙
結婚小景
ホテルニューオータニの朝
母の長い春休み〔ほか〕
著者等紹介
寿木けい[スズキケイ]
富山県出身。大学卒業後、出版社に勤務。趣味ではじめたTwitter(現X)がきっかけで、2017年に『わたしのごちそう365 レシピとよぶほどのものでもない』を出版。20年に独立、エッセイストとして執筆の幅を広げる。約二十五年の東京生活を経て、22年に山梨市に移住。古い家をリノベーションし、邸宅のオーナーとして「遠矢山房」を開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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- 和書
- あめふりくまのこ