出版社内容情報
父親の命日に墓参りへ行った泰山が、何者かに取り憑かれてしまう。竜晴が妙見の呪をかけると墓守の鬼が現れる。死んだ親兄弟を忘れたり、死者を嘆かせるようなことをしなければ害は与えないと言うが、泰山は何か思い悩んでいるようで……。竜晴もまた、夢の中で繰り返し聞く「ある声」に苛まれていた。竜晴の真の使命が明らかになる最終巻!
内容説明
父親の命日に墓参りへ行った泰山が、何者かに取り憑かれてしまう。竜晴が妙見の呪をかけると墓守の鬼が現れる。死んだ親兄弟を忘れたり、死者を嘆かせるようなことをしなければ害は与えないと言うが、泰山は何か思い悩んでいるようで…。竜晴もまた、夢の中で繰り返し聞く「ある声」に苛まれていた。竜晴の真の使命が明らかになる最終巻!
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著作に日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞した『青山に在り』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
40
最終巻。薬草園とファンタジー等取り混ぜた楽しいシリーズだった。金烏や大蛇や龍もチラッと登場して華々しく閉幕。2024/12/16
ホワイト
4
図書館本 ⭐️⭐️⭐️⭐️ シリーズ最終巻。ずっとどうなる?と思いながら読了をしてきて最後にこれとは…第二部あるのかな? 小烏丸の太刀どうなるの−?気になる気になる😅
Satochan
2
シリーズ第10作。タイトルは十五夜草、別名思い草。色は紫。片や忘れ草、色は橙。本作のテーマは二つの花が象徴する記憶と忘却です。忘れたいこと、忘れたくないこと、悩みは人それぞれですが、本作はそんな悩みに寄り添うお話が続き、最後は竜晴宮司が忘れていた真の使命を思い出す。。というところでクライマックス。これにて本シリーズは終了とのことですが、続きがありそうなエンディングなので、本文の通り十五夜の月を愛でながら待つことにしましょう。2025/02/17
龍ママ
1
えー完になってる、これで終わり?2025/06/28
かぼす
1
3.92025/03/11