幻冬舎文庫<br> 他言せず

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幻冬舎文庫
他言せず

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  • サイズ 文庫判/ページ数 1p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784344434363
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」。倉元家へ奉公に上がったよし江に、女中頭の聡子は告げた。ある時、顔馴染みの御用聞が、配達の途中で二人続けて行方不明になる。警察は店の台帳をもとに彼らの配達先を訪ねるが、みな口を閉ざす。よし江もまた、倉元家で見た「あること」を警察に言えずにいたが……。

内容説明

「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」。倉元家へ奉公に上がったよし江に、女中頭の聡子は告げた。ある時、顔馴染みの御用聞が、配達の途中で二人続けて行方不明になる。警察は店の台帳をもとに彼らの配達先を訪ねるが、みな口を閉ざす。よし江もまた、倉元家で見た「あること」を警察に言えずにいたが…。

著者等紹介

天野節子[アマノセツコ]
1946年千葉県生まれ。初めて執筆した小説『氷の華』は2006年自費出版からスタートした後、文庫化され三十五万部を超えるベストセラーとなる。ドラマ化もされ、六十歳の大型新人として注目を浴びた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

122
ざわつき感が抜群のお屋敷ミステリの一冊。時は昭和30年代、舞台は洋館のお屋敷、倉元家。恵まれた環境で奉公生活を送る女中のよし江。彼女が言い渡されたことは「お屋敷で見聞きしたことは他人に話してはいけない」もう一気に不穏な空気に包まれるのがいい。そんな時に起きた2件の配達人青年の失踪事件はこのお屋敷と関係があるのか…。第一部のよし江視点の語りから第二部の事件を追う刑事の視点まで時が流れどもその都度心にざわつき感を植え付けていく。時と時が結ばれゆく展開、そして他言無用の結び方まで全ての匙加減が抜群。面白かった。2025/02/12

レモングラス

92
天野節子さんの初めての執筆『氷の華』は自費出版でスタートされて、文庫化されて35万部を超えるベストセラーとなったとありました。ドラマ化もされているのに知らずにいました。その作品も読んでみたいですが、この『他言せず』も素晴らしくよかったです。倉本家へ奉公に上がり「お屋敷で見たり聞いたりしたことを他人に話してはいけません」と教えられたよし江。倉本家へ来る御用聞が配達の途中で二人続けて行方不明に。読み始めると止まりませんでした。後半一気に読みました。よし江さん観たいし、この作品もドラマ化していただきたいです。2025/02/12

のぶ

61
昭和33年、目黒の洋館”倉元家“で住み込みの女中として奉公するよし江。「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」女中頭の聡子は言った。のっけから不穏な気配に包まれる。一方、目黒坂下交番の脇田巡査部長は、立て続けに起きた2人の若い御用聞きの失踪が気に掛かっている。配達先は皆聞き込みに口を閉ざす中、2人が最後に配達したのが倉元家だと判明する…。よし江、脇田目線の章にその63年後の“篠田家”の章を織り込みながら話は進む。二つの時代で描かれるいくつかの謎をワクワクしながら楽しんだ。2025/04/02

yukaring

61
「このお屋敷で見た事を他人に言ってはいけません」女中頭に告げられたよし江。御用聞きの青年が2人続けて配達中に失踪、私物を持ち出していない事から事件性を疑う警察官の脇田。失踪した2人の配達先にはよし江が勤める倉元家があった…。よし江と脇田、また謎の老婦人の視点で語られる物語。女中として働くよし江から見た倉元家の人々の違和感、警察官の脇田が抱く疑念。時は流れついに起こる殺人事件。全ての出来事に繋がりはあるのか?昭和33年を舞台にノスタルジックな雰囲気がよく、多くを語らずとも真相を暗示させるラストは見事だった。2025/01/24

がらくたどん

59
不可解で不穏なプロローグから始まる「スリーピングマーダー」系のミステリー。高齢ながら家族の家事をテキパキこなすシャキッとした老婦人は若かりし頃にあるお屋敷で住み込み女中をした経験があった。昭和30年代のお屋敷の日常と御用聞きの失踪事件が半世紀以上の時を経てそっと固く冷たい扉を開けて目を覚ます。昭和30年代はちょうど私の子ども時代。戦争ですっかり小さくなってしまった我が家にはもはや小僧さんも女中さんもいなかったが住み込みの女中さんを置く家はまだ周囲にあったし、御用聞きは日常に溶け込んでいた。善きラストだった2025/02/12

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