出版社内容情報
役所の広報紙を作るはめになった、やる気も地元愛もゼロの新藤結子。だが、毒舌上司・伊達の指導のもと、町民達への取材を続けるうちに少しずつやりがいを感じていく。今日も、少年野球や婚活ツアーの取材、広報コンクールと奔走するが、なぜか行く先々で謎に遭遇し……。新米社会人が仕事に恋(?)に奮闘する「謎解き広報課」シリーズ第二弾!
内容説明
役所の広報紙を作るはめになった、やる気も地元愛もゼロの新藤結子。だが、毒舌上司・伊達の指導のもと、町民達への取材を続けるうちに少しずつやりがいを感じていく。今日も、少年野球や婚活ツアーの取材、広報コンクールと奔走するが、なぜか行く先々で謎に遭遇し…。新米社会人が仕事に恋(?)に奮闘する「謎解き広報課」シリーズ第二弾!
著者等紹介
天祢涼[アマネリョウ]
1978年生まれ。「キョウカンカク」で第四十三回メフィスト賞を受賞し、2010年にデビュー。13年『葬式組曲』が第十三回本格ミステリ大賞の候補作に。23年『謎解き広報課』が第十八回酒飲み書店員大賞を受賞。24年「一七歳の目撃」が第七十七回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
20
広報誌の作成の為に、日々駆け回っている結子。広報という仕事にも誇りを持っている上に、広報誌の作成も楽しんでいるのが、よく伝わって来ました。些細な問題はあれど、無事に1年が終わると思った矢先に、大きなトラブル発生。移住歓迎とか言う割に、結局は余所者扱いするのはいかがなものなのやら…と、モヤモヤでした。でも、閉鎖的な田舎であればこそ、こういう考え方をする人は一定数居そうだなと思ってしまいました。2025/06/05
み
20
さくさくと♪一作目が、全く思い出せずに読了(^^;記憶に問題が出てきたのか???お仕事は、楽しくできるのが一番ですよね。2025/04/10
きょん
11
久しぶりの続編。自治体広報誌の仕事に熱意をもって取り組む主人公に好感を感じるが故に、地方の排他的な発言を悪意なく出してくる高宝町住人に対して怒りを感じてしまった。結局、過疎が進もうが都会から来る人には最後まで心を許さないのが実態なのかもしれないな。と思ったところで東日本大震災へ。2025/01/19
ユウハル
10
広報誌という実は身近なもの。読んでいる時は地元の市報を思い浮かべながら読んでいた。 企画や取材など日頃見えないところが見えて面白い。コンクール優勝に向かう結子の姿は私も頑張ろうと元気をもらえる。 最後の一文に驚いてしまう。文字が目に入った瞬間、脳裏に様々な映像、声、思いが浮かんできた。この先どうなってしまうのか。3作目を早く読みたい。 2024/10/12
タッキー
9
シリーズ第2段。自治体の広報誌を作る広報人の謎解き物語。今回は、広報紙のコンクールでの優勝を目指す展開。自分自身も会社の広報誌を作っていた時期があり、そこでも社内報コンクールがあったので、その意味でも、前作に引き続き、すごく親近感をもって読めました。前作からの展開で、キャラも確立していて、感情移入もでき、楽しく読めました。最後は住民の負の感情に晒されながら、さて次、どうなるのかというところ。次作も読まずにはいられません!2025/05/18