出版社内容情報
俳諧の遊びは如何
「楼に登りて名月を見 厠に入りて梅が香をきく」
――聴秋「俳諧五問答」より
大垣藩士に生まれ戊辰戦争に参加。その後、並外れた才覚で連歌や俳諧の宗匠「花の本」十一世を継承した上田聴秋を曾孫が綴る評伝
盛時には門弟3000人。主宰誌「鴨東新誌」は明治・大正・昭和と50年続き、600号を超えた。句碑は樺太や朝鮮半島をふくめ31基、揮毫したものを合わせると46基
《目次》
はじめに 花の本聴秋という人 / 第一章 出自と家系 / 第二章 内戦と洋学
第三章 俳誌の主宰 / 第四章 俳諧の宗匠 / 第五章 いわゆる新派と旧派
第六章 交遊と批評 / 第七章 著述と句集 / 第八章 書画と俳句と旅
第九章 全国行脚と句碑 / 第十章 旅の終わり、あるいは辞世
付1 年譜 / 付2 主宰俳誌・著作 / 付3 句碑一覧
内容説明
大垣藩士として戊辰戦争に従軍、その後、「花の本」の称号を受け、俳諧の宗匠として近代日本の勃興期に生きた上田聴秋の評伝。
目次
第1章 出自と家系
第2章 内戦と洋学
第3章 俳誌の主宰
第4章 俳諧の宗匠
第5章 いわゆる新派と旧派
第6章 交遊と批評
第7章 著述と句集
第8章 書画と俳句と旅
第9章 全国行脚と句碑
第10章 旅の終わり、あるいは辞世
著者等紹介
上田千秋[ウエダチアキ]
昭和10年(1935)、東京生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。NHKに入局。海外取材番組「文明と食生活」の制作により日本放送作家協会優秀番組賞を受賞。編成担当部長、編成主幹、国際局次長、日本放送出版協会取締役を歴任。のち大正大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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