出版社内容情報
海外で暮らしてみたい――長年の夢をかなえるためにフランス・リヨンへ。言葉はできない、旅慣れてもいない。でも、あえて「準備」しないで出発した。地元のマダムにまざってマルシェで買い物。ギャルソンの態度に一喜一憂しながらのカフェ通い。観光なし、美食めぐりなしでも、毎日は冒険の連続だ! アフロえみ子53歳、ドキドキの旅エッセイ。
内容説明
海外で暮らしてみたい―長年の夢をかなえるためにフランス・リヨンへ。言葉はできない、旅慣れてもいない。でも、あえて「準備」しないで出発した。地元のマダムにまざってマルシェで買い物。ギャルソンの態度に一喜一憂しながらのカフェ通い。観光なし、美食めぐりなしでも、毎日は冒険の連続だ!アフロえみ子53歳、ドキドキの旅エッセイ。
目次
来ちゃった、リヨン
リヨンの14日間(1日目(金曜日)ようやくニコラに会う
2日目(土曜日)「生活」をスタートする
3日目(日曜日)早くも疎外感
4日目(月曜日)小さな出来事
5日目(火曜日)山が動いた!? ほか)
著者等紹介
稲垣えみ子[イナガキエミコ]
1965年愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒。朝日新聞社で論説委員、編集委員を務め、2016年退社。夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なしの生活を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
106
53歳でフランスのリヨンに2週間の一人旅。心細さやハラハラドキドキの気持ち、困難を乗り越えてうまくいったときの感動などその時々の素直な感情がみずみずしくユーモアたっぷりの文章にのせて綴られている。とにかくその行動力に脱帽。暮らすように旅をするー国内だったらできるかな。読んで楽しく勇気をもらえる一冊でした。 2024/10/16
はるき
12
大手新聞社を早期退職したミニマリスト、身一つで海外に飛び立つ。旅のテーマが「生活する」だけあって、派手さはない、けれど愛おしい日々が綴られていて読んでいてホッコリしました。 笑顔と親切は国境を越えてパワーを持つ。アフロ稲垣さん、愛すべきキャラクターです。2024/10/05
真朝
10
フランス、リヨン…それだけでかっこいいと思ってしまう私です。 14日とはいえ言葉喋れない分からないところに行くのはとても怖いしストレスが溜まると思いますが稲垣さん凄いな!と思いました。行動力もあるし度胸もあります。反省してそれをまた次回に活かしてます。 お部屋を民泊で貸してるニコラさんも良い人で良かったです。 カフェやマルシェやワイン屋さんのやりとりも目に浮かぶようで更に面白いです。 どの国も挨拶と思いやりは必要だという事が分かりました。2025/02/09
ちい
9
分かる。異国での思い出って観光名所や買い物巡りではなく、人との触れ合いなんだよな〜。その国が好きになるかどうかは、人の温かさが感じられたかが大きく変わると思う。言葉が通じない世界へ入ってしまえば、一律に赤子同然。私がパリを1人旅した22年前、街の人がとっても冷たかった。道を尋ねても反対方角を教えて、何か違う…と振り向くと、後ろで笑ってた。友人は駅で空き缶を投げつけられたことがあると言う。ああ、アジア人差別か…と物凄く孤独を感じた。が、ワインショップの店主やマルシェの人は、カタコト同士の英語でなんとか(続)2025/04/12
ゆうすけ
9
3冊続けて、稲垣さんの本を読んでしまった。めちゃくちゃ面白いです。このタイミングで続けて文庫化した幻冬舎の戦略が割と見事。本書はフランスのリヨンで、エアビーを使って2週間普通の生活をするというもの。カフェとマルシェ、あとはオーナーくらいしか出てこないけど何ともいえない異国情緒。怖いモノみたさって重要だと思うし、準備しないからこそ体験できることもあるのだろう。さすがにちょっと危なかっかしいとは思うが、読者としてはそれも楽しめる。次はどこかの国に1年くらい暮らしてほしいです。2024/09/09
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