出版社内容情報
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内容説明
昨日もトホホ、今日もトホホ。憂鬱だらけの毎日も、短歌に詠めば何かが変わる!「あの数ある自転車の中でただ1台倒れているのがそう僕のです」「さっきまで順調だったレジの列 急にもたつきだす僕の前」「ものすごい数のハトが集まっているおじさんに人は集まらない」他、105首の短歌とエッセイで綴る、ほろ苦さとおかしみに満ちた愛すべき日々。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
昼寝ねこ
108
短歌芸人を標榜する岡本雄矢さん(コンビ名:スキンヘッドカメラ)の短歌エッセイ。芸は拝見したことはないが(すみません)短歌は不幸短歌というか自虐短歌で笑える。自虐ネタが得意の芸人さんにヒロシさんがいたが(ソロキャンやってる人)ヒロシさんの自虐は自身を悲しんでいた。しかし岡本雄矢さんの自虐は少し違う。自身を客観視し静観している。なんならほんの少し楽しんでさえいる。そして同じ目に遭う人たちのことも否定せず優しい目で見つめている。この短歌集の感想は楽しいとか感動するじゃなく、やっぱり「トホホ」が正しいと思う。2025/11/17
おしゃべりメガネ
91
北海道生まれの『歌人芸人』である作者さんによる100首以上の短歌とほっこり&せつないナイスなエッセイです。短歌ではあるあるな日常を歌ったモノや、悪いほう悪いほうへと流れてしまう少し哀しいモノもあります。ちょっぴりビターなほろ苦さと笑っちゃいけないけど、やっぱり笑えてしまう作者さんの不幸な展開は秀逸です。とにかく人間観察、モニタリングが抜群でしたね。作者さんがあらゆる場面で、一言が言い出せず、胸の内にしまってしまう展開に共感しました。でも、作者さんのような方がいてくれてるからこそ、平和に過ごせるんですね。2025/11/10
キク
57
売れてない芸人による自由律短歌集ときくと警戒しちゃうけど、単行本の帯が俵万智、穂村弘、板尾創路で文庫の後書きが加藤千恵で面白くないはずがない。「君と見たキリンを忘れる見たことも忘れる君のことも忘れる」「どの暮らしにも関与していないのにWi-Fiだけは僕を見つける」「その時は日に日に近づいているけれどみんなして知らないふりしてる」「街中に有村架純は溢れててどこを歩いても優しい街だ」「おごるって言ったのはアイスの話で、それチョコレートパフェじゃねーかよ」売れてない芸人にしか書けないと思わせる素敵な短歌だった。2024/06/09
はっせー
55
読書友達からのお勧めされた本!短歌×エッセイという新しいジャンルの本かなと思う!著者の岡本さんは芸人をされているとのこと。そんな岡本さんが日々起きるちょっと悲しくなるような出来事を短歌にまとめ、その短歌の背景をエッセイとしてまとめているのが本書である。短歌やエッセイ自体、ちょっぴり悲しい気持ちになるものもあるが、思わずクスッと笑える作品も多くあった!2024/09/01
nemuro
43
長いタイトルの本も、実は短歌も嫌いじゃないので買ってみた。帯には「歌人芸人による“不幸短歌”&エッセイ」。「定型に囚われないフリースタイル短歌」とのこと。著者は芸人さんなのでネタ作りと同じような感覚で日常生活を捉えた中で生まれた短歌なのかもしれない。さて、私が読んだ本で長いタイトルと言えば『こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた』(植草甚一/本年5月読了)だろうか。そうそう、『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』(遠藤周作/2019年7月読了)なんて本もあった。2024/06/04
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