出版社内容情報
退職を決めた新宿署の佐江に、管轄外のH県警から未解決殺人に関する依頼が持ち込まれた。三年前に姿を消した重要参考人の女が「佐江の護衛があれば出頭する」と申し出たというのだ。面識もない引退間近の中年刑事をなぜ指名するのか? H県警の新米刑事・川村と組み、女と接触を図るが――。比類なき警察小説シリーズ、六年ぶりの文庫新刊!
内容説明
退職を決めた新宿署の佐江に、管轄外のH県警から未解決殺人に関する依頼が持ち込まれた。三年前に姿を消した重要参考人の女が「佐江の護衛があれば出頭する」と申し出たというのだ。面識もない引退間近の中年刑事をなぜ指名するのか?H県警の新米刑事・川村と組み、女と接触を図るが―。比類なき警察小説シリーズ、六年ぶりの文庫新刊!
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞長編部門、94年『無間人形 新宿鮫4』で直木賞、2001年『心では重すぎる』、02年『闇先案内人』と連続で日本冒険小説協会大賞、14年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞。22年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Katsuto Yoshinaga
10
新宿署組織犯罪対策課警部補・佐江の狩人シリーズ第5弾は、今回も佐江が堂々の主役を張り、地方都市の事件に巻き込まれ駆り出され、現地の若手刑事をバディに捜査にあたる。地方警察の警官登場で「北の狩人」の不安(キャラの弱さ)がよぎったが、佐江が主役ということで感傷的なところが抑えめでテンポよく読める。本シリーズで度々みられる謎の殺し屋とか銃器密売人、著者の定番である新宿ヤクザも安定の面白さを支えている。狩人シリーズは、なかなかイイ。さあ、下巻にとりかかろう。2023/12/23
あきのぶ
1
久々の佐江シリーズ2024/03/04
とーさん
0
85点2024/03/24
びりけん
0
☆5つ。久しぶりのハードボイルド。読みやすく良い作品です。2024/01/02
吉田正
0
動き始めたところで下巻2023/12/29