出版社内容情報
高度救命救急センターに勤務する医師・吉村は、ICU奥のトイレの鏡に、血文字が現れては消えナースが怖がっているという噂を聞く。非科学的だと受け流す吉村だったが、ICUに運び込まれた身元不明の女性患者らが奇怪な症状を見せ始める。人事に絡む陰謀も見え隠れする中、吉村が辿り着いた怖るべき真実とは――。本格医療サスペンス。
内容説明
高度救命救急センターに勤務する医師・吉村は、ICU奥のトイレの鏡に、血文字が現れては消えナースが怖がっているという噂を聞く。非科学的だと受け流す吉村だったが、ICUに運び込まれた身元不明の女性患者らが奇怪な症状を見せ始める。人事に絡む陰謀も見え隠れする中、吉村が辿り着いた怖るべき真実とは―。本格医療サスペンス。
著者等紹介
麻生幾[アソウイク]
大阪府生まれ。小説デビュー作『宣戦布告』がベストセラーになり映画化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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coldsurgeon
5
高度救命救急センターを舞台とする医療サスペンスであり、ホラーである。救急現場の過酷な状況と、外傷外科医師がおかれている危機的な近未来が、論説される。物語そのものは、一部現実離れしているが、よく現場を取材し、救命救急医療のスペシャリストにしっかりと指導を受けているのが分かる。良い読書をした。2023/12/12
ありん
4
難しい医学用語がたくさん出てきた部分はスルーした。ミステリー?ホラー?夜の病院のトイレの鏡に浮かび上る血文字😖書いた犯人、消した犯人は判明したものの、誰も書いた覚えのない言葉が現れ消える。話せないはずの重症患者の口から漏れる言葉。解決した部分と未解決のままの部分があって、ちょっと未消化のまま読み終わった。2024/09/07
カラヤ3
1
救命・救急の医療現場の切迫した様子がよく表現されてた。2024/10/04
K
1
麻生幾…公安モノ以外作品もあるんやな。心霊、医療、ミステリのどの着地点か予想できず面白かった。2024/02/25
Fujio Omura
1
外事警察を書いた人なんですね。NHK外事警察面白かったですね。2023/12/07