出版社内容情報
50代の働き盛りに前立腺がんが発覚した。子供はまだ幼いし、大河ドラマ「真田丸」の執筆も控えているし……。そんな脚本家が信頼できる主治医と出会い、不安を感じずに手術を受けることができた。術後5年、「前立腺がんは怖くないし、〝がんと闘う、生還する?というイメージを変えたい」と、マジメで明るく笑える対談集が誕生!
内容説明
50代の働き盛りに前立腺がんが発覚した。子供はまだ幼いし、大河ドラマ「真田丸」の執筆も控えているし…。そんな脚本家が信頼できる主治医と出会い、不安を感じずに手術を受けることができた。術後5年、「前立腺がんは怖くないし、“がんと闘う、生還する”というイメージを変えたい」と、マジメで明るく笑える対談集が誕生!
目次
第1章 告知
第2章 仕事、治療、手術
第3章 快復
第4章 前立腺がん
第5章 頴川先生について
第6章 がんとの未来
著者等紹介
三谷幸喜[ミタニコウキ]
1961年東京都生まれ。日本大学藝術学部演劇学科卒業。舞台、映画、テレビドラマと多方面で執筆活動中
頴川晋[エガワシン]
東京慈恵会医科大学産学連携講座教授。1957年東京都生まれ。81年岩手医科大学医学部卒業、北里大学病院泌尿器科研修医、88年米国ヒューストン・ベイラー医科大学に留学。帰国後、北里大学講師を経て、2004年東京慈恵会医科大学泌尿器科主任教授。22年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
108
文庫化を機に読む。前立腺がんを全摘した三谷幸喜さん。三谷さんのユーモアは想定通りだが、対談相手である主治医の頴川晋教授も飄々として面白い。「鼻毛でてますよ」と言う調子でさらりと「前立腺がんですよ」と告知する穎川先生。それを聞き「とにかくみんなに言いたい。そして反応が見たい」という三谷さん。「真田丸」執筆中の手術。術後のメイルで「大河ドラマ50回で言えば手術は何話目?」と問う三谷さんに「大体5話目」という衝撃の返信。明るく前向きに語るが「年2回の定期検査の前日は中々寝付けない」という本音も。泣き笑いの一冊。2024/01/10
ラッキー
1
がんが慢性病になるように日々研究を進めているという言葉が印象に残った。あまり深刻に考えすぎないのが大切なのだと思ったが、実際にその立場になると…と考えてしまう。軽快な語り口で読みやすかった。2023/09/21
むう
0
前立腺がんの治療をした三谷氏と主治医による対談。事が事だけに三谷氏にしてはギャグ少なめだが、面白く読んだ。自分も50代男性だから他人事ではなく、ちょっとドキドキ、ちょっと安心という内容。ためになった。2023/10/10