出版社内容情報
浪人の九郎兵衛は料理屋の権太夫の依頼を受け、御前崎藩の家老を襲おうとした商人を斬った。だが襲撃の理由が判然とせず困惑していると、今度は藩に近づくよう権太夫に頼まれる。命を守ったことを口実に家老の屋敷に入り込む九郎兵衛。そこで知ったのは藩主の座を巡る血みどろの争いだった。遂には家老から現藩主を殺してほしいと懇願され......。
内容説明
浪人の九郎兵衛は料理屋の権太夫の依頼を受け、御前崎藩の家老を襲おうとした商人を斬った。だが襲撃の理由が判然とせず困惑していると、今度は藩に近づくよう権太夫に頼まれる。命を守ったことを口実に家老の屋敷に入り込む九郎兵衛。そこで知ったのは藩主の座を巡る血みどろの争いだった。遂には家老から現藩主を殺してほしいと懇願され…。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。88年「絆」で日本推理作家協会賞、90年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
54
御家騒動の渦中に鯰屋権太夫によってほり込まれた元丸亀藩士で浪人の松永九郎兵衛が、悪戦苦闘のなか解決に導いていく物語です。松永は、芝新明町で料理茶屋を営む「鯰屋」権太夫に命じられて御前崎藩の江戸家老、鴨沼平八郎を守っていると、御前崎藩の御用商人である「今川屋」の主、吉冨が鴨沼を匕首で殺そうとしたので斬り殺す。松永は、鴨沼を頼って御前崎藩の江戸上屋敷に入り込む。十年前に先代の御前崎藩主が急死したあとに、直政が藩主となり。弟である直継は、木挽町に屋敷を構える三千石の旗本水谷家へ養子に出された。2024/02/24
犀門
1
No.075★★☆☆☆もう最後まで訳が分からず。ここまで読者を惑わせる?迷わせる?とは…。2023/10/22