出版社内容情報
八年前に失踪した元夫は生きているかもしれない。悩んだ末、早樹は彼の「釣り部」のメンバーを訪ねることに。次第に見えてきた親友の?、元義母は資産家と再婚したことへの嫌悪を隠さなくなり、そこへ度重なる無言電話。やがて早樹は「夫は本当に自分を愛していたのか」と自問するようになる。過去に引き戻され、そして辿り着いた衝撃の結末とは──。
内容説明
八年前に失踪した元夫は生きているかもしれない。悩んだ末、早樹は彼の「釣り部」のメンバーを訪ねることに。次第に見えてきた親友の嘘、元義母は資産家と再婚したことへの嫌悪を隠さなくなり、そこへ度重なる無言電話。やがて早樹は「夫は本当に自分を愛していたのか」と自問するようになる。過去に引き戻され、そして辿り着いた衝撃の結末とは―。
著者等紹介
桐野夏生[キリノナツオ]
1951年生まれ。93年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞を受賞。日本ペンクラブ会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
81
夫の死は事故?自殺? 死んだはずの元夫のことは忘れて、この人との生活に没頭する方が気持ちの上では「楽」なのだが…元夫のことが頭のスミから離れない主人公・早樹。果たして妻はどれほどの年月、失踪した夫を待っているのだろうか?…この長編小説は、途中幾度もスッキリしないモヤモヤ感が残った。桐野夏生の小説でなければ、途中で放り出していたかもしれない。2024/04/13
ピース
48
最後はそう来るか!という感じだった。それにしても元夫の身勝手な考え方と行動には驚いた。「どうぞ赦さないでください」と言いつつ本当は赦してもらいたかったのでは?と思ってしまった。そして早樹はすぐには無理かもしれないけど結局は赦すのでは?とも思ってしまった。元夫の母親との関係はどうなるんだろうか。それより真矢との関係は良いものになってもらいたいと思った。2022/12/20
ワレモコウ
45
下巻。次々とわかる庸介の顔…親友・美波にも、早樹の知らない顔があり、読んでいて人間不信になりそうな感じだった。そればかりか、再婚した克典の次女・真矢からの悪意も沸々と感じられ、早樹の人生ってなんなんだろうって憤ってしまう。元義母、次女の真矢、親友の美波、主人公の早樹までがあまり共感できない性格であり、誰にも共感のできないままに読み進めるが、最終的な後味は悪くない。ラストで全てを引き受けてくれた悪役がいたせいかな?面白かったです。2023/05/07
のんちゃん
43
海釣りの船上から忽然といなくなった元夫の生存の可能性を考える、今は歳の離れた夫と暮らす早樹は、元夫の当時の釣り仲間に探りを入れるが、という下巻。歳上の資産家の夫にも早樹と同い年の娘に問題が持ち上がり、早樹はこちらの方も悩み、元夫、現在の夫との関係性も深く考える様になる。ネタバレになるので記さないが、私はある人物に関しては早樹と全く同意見。大人ならもう少し物事、考えてから行動しろ‼️挙げ句の果てに新たな人生も全う出来ず、なんなのよ‼️と言ってやりたい。親の生き様って子には本当に重要なんだと学んだ一冊。2022/10/29
icchiy
23
下巻、一気読みでした。もうなんと言っても主人公とその周りのひとたちの振る舞いや心情が気になり一旦本を置くことができないのです。 最終的にはこう決着になるんだなぁという想定していた感じでの終わり方。そんなには悲惨なことにはなりません。桐野作品はこうなること多いですね。それでも真相は読みづらくえっ!人間って分からないというのが正直な感想。2023/03/05
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