出版社内容情報
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内容説明
大学卒業後、転職を繰り返して「本の雑誌社」に入社し、物書きになって四十年。様々な人との邂逅、仕事における大小のトラブル、愛猫との出会い、趣味の着物や麻雀、母親との確執、映画「かもめ食堂」、出版不況…思い返せば色々あった。でも、何があっても「だめになったら、それはそれでしょうがない」と淡々と書いてきた。自伝的エッセイ。
目次
転職六回
独立
新人
編集者
最先端
新居
平成
鷺沢さん
税金対策
普通の人
正直に書く
パソコン
麻雀
白川道さん
大予言の年
二十一世紀
五十歳
映画原作
かもめ食堂
暇
盗作
働く人生
著作権
四十年
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京都生まれ。日本大学藝術学部卒業。いくつかの仕事を経て「本の雑誌社」に入社し、84年『午前零時の玄米パン』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきらぱ
31
午前中に買ってきて読みふけった。 群ようこさんのいわば自伝的。私は群さんのエッセイをずっと読んでいるのであーこの代官山の会社覚えてる!あーこの家具買ったお店って大塚家具だよね!とか確かめながらの読書だ。三十何年分を遡り、大笑いしたり泣いたり(泣けた)、自分の事も思い出しながら読んだ。群さんにも色々あって、そしてこんな私にもささやかながら色々あったなあと思う。最初に読んだのは「姉の結婚」92年の事だ。そんな昔なのに買ったお店の名も本が棚の高い所にあったのでお店の人に取ってもらった事も思い出せるから本て不思議2022/02/11
ユンジェ
7
読みながら「ん?以前に読んだかも」と思いながら読了。何度よんでも面白いからいいか~。かもめ食堂の映画 もう一度観たくなった。2022/07/09
あらばまやまねこ
3
昔読んだ「別人群ようこができるまで」のその後30数年分、といった感じの内容。群さんの自分語りは昔からなんというか「諦め」みたいな雰囲気を感じていたが、物書きになりたくてなったわけではないという謙虚さと、仕事がなくなったら次を探せばいいかという潔さに由来していたのかもしれない。 2022/04/01
りょう
2
久しぶりに紙の本。群さんの作品は全部ではないけど、わりと読んでいます。彼女のこれまでの自伝的エッセイ。思ってた以上に働いてきたんだなあ。2022/08/27
CEJZ_
2
1P15行。元の本は2019年刊。群ようこが大学卒業後から職を転々とし、作家専業になり40年ほど。そのライフストーリー、自伝的エッセイ。群ようこのエッセイは単行本も文庫もコンスタントに発売され、読んでも読んでも未読作品は減らない。この先には何がある?ってこっちが聞きたいような、身も蓋もないタイトルにも感じるが。鷺沢萠とのエピソードが興味深かった。新潮社の中瀬ゆかりとのエピソードも。エッセイをたくさん出せて、なおかつ売れる作家は幸せだ。この先もどれくらい群ようこのエッセイが出るのか、見かけたら読むのみ。2022/04/18