出版社内容情報
大坂冬の陣で使われた豊臣方の名刀を持つ武士が遺体で見つかった。浪人の九郎兵衛が丸亀藩時代に命を救ってもらった盟友だった。下手人は義賊の巳之助が信頼を寄せる御家人。仇を討ちたい九郎兵衛と無実を信じる巳之助が手を組み真相を探ると、丸亀藩の壮絶な権力争いが露わになって......。江戸の日陰者が欲まみれの武士を斬る痛快時代小説。
内容説明
大坂冬の陣で使われた豊臣方の名刀を持つ武士が遺体で見つかった。浪人の九郎兵衛が丸亀藩時代に命を救ってもらった盟友だった。下手人は義賊の巳之助が信頼を寄せる御家人。仇を討ちたい九郎兵衛と無実を信じる巳之助が手を組み真相を探ると、丸亀藩の壮絶な権力争いが露わになって…。江戸の日陰者が欲まみれの武士を斬る痛快時代小説。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。88年「絆」で日本推理作家協会賞、90年「土俵を走る殺意」で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
67
お節介な盗人神田小僧の鋳掛屋・巳之助の人情物語です。巳之助の得意先の御家人橋爪主税が、美しい女掏摸に家宝の鉄扇と、印籠を掏られた。巳之助は、探そうとしたが。橋爪が、人殺しで捕まった。死体のそばに鉄扇と印籠が落ちていた。松永九郎兵衛が、味噌問屋の隠居から脇差の鑑定を依頼された。その脇差は、松永が脱藩した讃岐国丸亀藩の旧友・秋月鉄太郎が持っていた名刀「越冬青江」であった。松永が、秋山の行方を探していると斬られて亡くなっていた。そして巳之助と松永の探索が一本につながった。🌿続く→2022/05/20
犀門
3
No.023★★★☆☆読み終わって時間が経過し過ぎていて感想が…。あー、だめだな。集中力欠乏!。2022/03/16
ササ
0
2年前に発売された巻ということで、これからまだ続くのかな?今回は三日月の旦那が主役のようでした。義理固い面があるのが、いいね。金毘羅さんに行きたくなりました。2023/07/29
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