幻冬舎文庫<br> しらふで生きる―大酒飲みの決断

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幻冬舎文庫
しらふで生きる―大酒飲みの決断

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344431461
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報

三十年間、毎日酒を飲み続けた作家は、突如、酒をやめようと思い立つ。絶望に暮れた最初の三か月、最大の難関お正月、気が緩む旅先での誘惑を乗り越え獲得したのは、よく眠れる痩せた身体、明晰な脳髄、そして寂しさへの自覚だ。そもそも人生は楽しくない。そう気づくと酒なしで人生は面白くなる。饒舌な思考、苦悩と葛藤が炸裂する断酒の記録。

内容説明

三十年間、毎日酒を飲み続けた作家は、突如、酒をやめようと思い立つ。絶望に暮れた最初の三か月、最大の難関お正月、気が緩む旅先での誘惑を乗り越え獲得したのは、よく眠れる痩せた身体、明晰な脳髄、そして寂しさへの自覚だ。そもそも人生は楽しくない。そう気づくと酒なしで人生は面白くなる。饒舌な思考、苦悩と葛藤が炸裂する断酒の記録。

目次

酒こそ、人生の楽しみ、か?
酒やめますか?人間やめますか?
いずれ死ぬのに、節制など卑怯ではないか
今も続く正気と狂気のせめぎあい
人生は本来楽しいものなのか?苦しいものなのか?
飲酒とは人生の負債である
肉体の暴れを抑制する方法を考える
禁酒会の連帯感で酒はやめられるのか?
酒を飲みたい肉体の暴れは肉体で縛る
嫌酒薬は苦しみだけをもたらす〔ほか〕

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
1962年大阪府生まれ。81年パンクバンド「INU」でデビューし活躍。96年初の小説「くっすん大黒」を発表、同作は翌97年Bunkamuraドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。以降、2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ehirano1

105
断酒のエッセイと言うことらしいですが、もはや「断酒の哲学書」。『自分を普通以下のアホと考える』という自己認識改造が超越印象的で、これにより些細なことに喜びを感じる、少々のことで腹が立たなくなる、敗北感や挫折感を味合わなくて済むなどの利点があったそうです。私は「足るを知る」でこれらを生み出そうとしていたのですが、『自分を普通以下のアホと考える』をとっても気に入ったので、オプションの1つとしてストックすることにします。2025/02/07

ゆいまある

92
私はほぼ下戸なので、精神科医だがアル中の気持ちが分からない。30年飲み続けた酒を、死の恐怖から断った町田康。何でや。飲んで飲まれてどんどん転落して、人生の迷子になるんが面白いんやないか。町田康文学言うたら。あんた。前半は酒の魅力。自意識過剰で常に人目が気になるアナタ。酔えば皆フレンズ。ううむ。私も飲みたい。だが、酒を辞めた後、町田の頭は働きが良くなり、仕事が捗るようになったとある。名作ギケイキも断酒後に書かれている。悔しいが、転落よりも健康で長生きを人は本音では選びたい。飲んでも飲まなくても人生は寂しい。2023/12/30

ペグ

67
再読ですがやはり面白い。飲酒を続けるか断酒するかという、私などはせいぜい三行あれば終わってしまう話が何と200余頁にもわたり、もしかしたら(屁〜失礼!)のつきそうな理屈が延々と。けれど彼の作品でいつも思う事は実は人間の本質をえぐっている。さすが鬼才と感服!2024/07/21

メタボン

33
☆☆☆ 結局何故酒を止めたかということについては、煙に巻かれた印象がある。この本は、酒を止めることを真剣に考えるのではなく、そのシチュエーションについて、うだうだと考えるその事自体に価値を求めるべき本だと思った。脱線、妄想振りは見事!と言わせて頂こう!2022/03/18

chanvesa

29
「いろんなことを知ってはいるが実は三万円のホテルも知らず三千円のホテルも知らないで、ただただ、どこかに必ず価格は三千円だが三万円の価値があるホテルがあるのが、『普通』と思ってしまっているのである。これは不幸な上に不幸、もっとも不幸な存在である。(140頁)」お酒をやめることに幸せを見いだせるか否か。ただ単に「お得」であることを追求し、他人が自分を出し抜いて「お得」の恩恵を受けていないかだけが気になる人間にならないようにしたい。グルメサイトの評価も同じ背景である気がする。2023/07/12

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