内容説明
「“女の子らしく”の呪いを解くことができるのは、“自分らしく”しかないのだから」(「ライク・ア・ガール」より)。だけど世の中、自分らしくあろうとするだけで、なにかと闘うことになる。年齢、結婚、ファッション、女ともだち―いつの間にか自分を縛っている女性たちの日々の葛藤を、短編とスケッチ、そしてエッセイで思索する34編。
目次
short story How old are you?(あなたいくつ?)
essay ライク・ア・ガール
sketch 自分らしく生きることを決めた女の目に涙
sketch 若さ至上主義に憤るコノシロと未来のあたし
sketch 夢見る頃を過ぎた元美大生のママですけど何か?
essay さみしくなったら名前を呼んで
sketch わたしの新しいガールフレンド
sketch しずかちゃんの秘密の女ともだち
sketch サキちゃんのプリン
essay 気分よく自由でいるために服を着る―SATCに愛を込めて
essay 私たちはなぜオシャレをするんだろう
sketch ファッション狂の買い物メモ
short story あこがれ
essay 自分をひたすら楽しむの
sketch ママが教えてくれたこと
sketch われらのパリジェンヌ
essay ある時代に、ある夢を見た女の子の、その後
essay 女の子の名前はみんなキャリー・ホワイトっていうの
essay 高校の先生に頼まれて書いた、後輩たちへのメッセージ
short story リバーズ・エッジ2018
essay あの頃のクロエ・セヴィニー
short story もう二十代ではないことについて
essay わたしの京都、喫茶店物語
short story マーリカの手記―1年の留学を終えて
essay ここに住んでいた
essay ニキ・ド・サンファルのナナ
essay マンスプレイニング考
short story 1989年から来た女
essay 夢の上げ膳据え膳
essay きみは家のことなんかなにもしなくていいよ
essay 楽しい孤独
essay ドイツ語に「懐かしい」はない
short story 五十歳
short story 超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史
著者等紹介
山内マリコ[ヤマウチマリコ]
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業後、京都でのライター生活を経て上京。2008年「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞。12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるを@お試しアイコン実施中
mincharos
エドワード
JILLmama
びっぐすとん