内容説明
「40代女の生き方のバリエーションが増えている」「女の敵は女じゃない」「人間は役に立つことのために生きているわけじゃない」…。もう一度会いたかった8人と語り合い見えてきた生きる姿勢は、考えることをやめない、変わることをおそれない、間違えたときにふてくされない。オバさんも悪くないね。このあとの人生が楽しみになる対談集。
目次
光浦靖子
山内マリコ
中野信子
田中俊之
海野つなみ
宇多丸
酒井順子
能町みね子
著者等紹介
ジェーン・スー[ジェーンスー]
1973年、東京生まれ東京育ちの日本人。作詞家/ラジオパーソナリティー/コラムニスト。音楽クリエイター集団agehaspringsでの作詞家としての活動に加え、TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」をはじめとするラジオ番組でパーソナリティーとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
31
日本って女性が生きづらい場所だなぁって思っていたら、実は男性にとっても生きづらい場所なんですね。男はかくあらねばという固定観念のせいで、自分に否定感を持つ男性が多いからこそ、自殺者も増えるし、DVや男尊女卑がなくならないというのは、もっと真剣に考えなければならない問題です。そういう問題をもっと気軽に話せる社会にならないかなぁ。2023/01/05
Miyoshi Hirotaka
24
男女の家庭内での役割、教育の機会と仕事の内容は変化する。同じ世代だと格差や不平等とのように感じたものでも、世代単位だと合理的に変化している。3世代だとまるで別世界。一方で、「意識高い系」の人らは都合の良い変化だけ早めようとするが、希望と不都合、義務と権利が混ざり、論理が破綻する。オバさんになると取り損ねのリカバリーも入るからややこしい。時代にはそれぞれの運命がある。決断の早さが後年の成果を左右してきた。そして、その成果は、言葉遊びではなく、当たり前のことを当たり前でない情熱で行うことでしか得られてない。2022/12/07
Matoka
15
そうそう、女同士の会話ってこんなかんじだよねーって感じ。光浦靖子、山内マリコ、能町みね子、酒井順子といった対談相手のラインナップも素敵。 でも女同士のおしゃべりって楽しく何時間も続くけどあとで振り返ると、あれ何話したっけってなるのととて良く似た読後感2023/04/24
newman
15
このタイトルの意味が分かりませんでした。また、能力のある外で働きたいと思っている女性が、男性に何を期待しているのかと言われても、男性が家にいて家事の大部分をやっている家庭は少ないだろうしなぁと思いながら読んでいました。確かに能力もあるし、人との接し方が上手くて仕事が大好きな女性がいることは分かります。そういう人たちが、全力を出し切れる社会になるといいなとも思います。テレビなどを見ているといろんな方面で活躍している女性が随分増えたと思います、これからは活躍の場はより広がっていくと思います。2022/07/30
ベローチェのひととき
14
新聞の新刊紹介に掲載されていて面白そうだと思いネットで購入した本。本を購入したけど、実はジェーン・スーという人を全く知らない。初めて知りました。また、対談で8人の方々が出てくるが、知っているのは光浦靖子さんだけで他の人は知らなかった。最近テレビをほとんど見ないので、恥ずかしながら芸能人や著名人をまったく知りません。でも色々な方の色々な考え方に触れることができて有意義な時間でした。2021/09/19