内容説明
ロバ車が走り、駱駝が鐘を鳴らしタクラマカンを横断したかつての西域は、すさまじい勢いで変貌している。その一方で、現代に生きるウイグルの老人たちは、憂いの中にも優しいまなざしを見せ、こどもたちは純粋に笑っている。そして、数多くの文化遺産は、人間の生活など知らぬように、往時のまま炎熱の砂漠に佇んでいる。激しく変貌する現代から、いにしえのシルクロードを旅する。
目次
第1章 西域(敦煌;ハミ;トルファン;コルラ;クチャ;タリム盆地;ホータン;カシュガル;ウルムチ)
第2章 いにしえより現代まで変貌する西域(中国6大石窟;西域の食文化とひとびと)