出版社内容情報
後ほど
内容説明
美しいものを見ておきたい。40歳になった時、なぜかそんな気持ちになりました。北欧のオーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、フランスのモンサンミッシェル、赤毛のアンの舞台・プリンスエドワード島…。一人での海外旅行は不安だけれど、ツアーなら大丈夫。一度きりの人生。行きたい所に行って、見たいものを見て、食べたいものを食べるのだ。
目次
北欧オーロラの旅―スウェーデン・ノルウェー・デンマーク
クリスマスマーケットの旅―ドイツ
モンサンミッシェルの旅―フランス
リオのカーニバルの旅―ブラジル
平渓天燈祭―台湾
プリンスエドワード島の旅―カナダ
著者等紹介
益田ミリ[マスダミリ]
1969年大阪府生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
222
単行本でも読みましたが文庫で再読。コロナ禍で国内、海外問わず旅行が夢のまた夢となった今となっては旅行記を読むのが楽しいです。ミリさんが旅行に行こうと思い立った40代になったら、私も一人旅に行ける度胸や余裕があるといいなあと思います。2020/09/02
kyokyokyo3201
122
入院中のベッドにて。入院中でなくとも今のコロナ禍では旅行もままならない。そんな時に手に取った本書で楽しくあちこちを巡った。特にドイツのクリスマスマーケットに強く惹かれる。そして静謐な美しさという意味でフィヨルドも生きているうちこの目で見てみたい。2020/09/26
しいたけ
91
美しいものを見たいと思い定め、海外ツアーに一人で参加したミリさんの旅行記。叔父にも「旅行するなら定年後なんて言わずに若いうちに行かなきゃ」と言われたことがあったが、まとめて休みが取れない仕事ゆえ夢のまた夢。まとめて取れないどころか、今の仕事は休みの設定がない。5年前は日帰りのバスツアーにお一人様参加していた。なので本に書かれているお一人様参加あるあるは共感した。ミリさんのようにきちんと記録に残せばよかったなあと思う。絵の下手な私がスケッチしたら、ミリさんとは違った混乱する記録になったのではないか。2022/06/10
かしこ
85
こんなときだからこそ、旅のエッセイを読みたくなる。同じ場所に行っても感じ方は様々。面白いんだなあ。ドイツのクリスマスマーケットは憧れ2021/06/06
katsubek
85
旅日記、または紀行文というところかと思います。いくつになっても、「さあ、始めよう」と思ったときに、何だか少し、元気が出るものなのでしょう。それとも、元気だからこそ、始める気力を持つことができるのか。ともかくも、動き始めること。それはとても大切なこと。疲れたと転がるのは簡単だ。でも、ちょっとだけ歩いてみよう。楽しもう。そうしたら、本書のような美に巡りあえそう。顔を上げないと、大切な何かを見落としてしまうよ。2020/10/22