出版社内容情報
後ほど
内容説明
美しいものを見ておきたい。40歳になった時、なぜかそんな気持ちになりました。北欧のオーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、フランスのモンサンミッシェル、赤毛のアンの舞台・プリンスエドワード島…。一人での海外旅行は不安だけれど、ツアーなら大丈夫。一度きりの人生。行きたい所に行って、見たいものを見て、食べたいものを食べるのだ。
目次
北欧オーロラの旅―スウェーデン・ノルウェー・デンマーク
クリスマスマーケットの旅―ドイツ
モンサンミッシェルの旅―フランス
リオのカーニバルの旅―ブラジル
平渓天燈祭―台湾
プリンスエドワード島の旅―カナダ
著者等紹介
益田ミリ[マスダミリ]
1969年大阪府生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
480
北歐のオーロラ、クリスマスマーケット、モンサンミッシェル、リオのカーニバル、平渓天燈祭、プリンスエドワード島と6つのパックツアーに一人で参加。益田ミリさんの旅の記録。それで一番美しかったのは、列車の窓から眺めたフィヨルドだそうである。私はミリさんとはおそらく旅の指向性が違うのだろう。これらの6つの旅はいずれも行ったことがないところばかり。そもそもパックツアーに行ったのも一度だけ(中国上海とその近郊の旅が8泊・全食事付で5万円台だった)。それはともかく、旅のエッセイとしてはミリさんらしく、軽快で楽しい。2024/05/03
馨
248
単行本でも読みましたが文庫で再読。コロナ禍で国内、海外問わず旅行が夢のまた夢となった今となっては旅行記を読むのが楽しいです。ミリさんが旅行に行こうと思い立った40代になったら、私も一人旅に行ける度胸や余裕があるといいなあと思います。2020/09/02
mukimi
125
タイトルがもうどストライク。ただただのんびり癒されるための一冊。ツアーに1人参加は私も経験した旅の形。「戻ってからも旅は静かに続いている」と旅の記録を見返す筆者。色んな場所を旅してきたけど行きっぱなしだった私は筆者のファイルをリアルに真似しようと思った。知識や語彙やレトリックを見せびらかさない、言ってしまえば素人でも書けそうなシンプルでゆるい文章。いざ書くとなるとこんなに見栄のない素直で可愛らしい文章って書けないなーと感服。はあ癒された。筆者初読みだったけどこれからちょくちょく読んでいくことになる予感。2024/08/10
kyokyokyo3201
124
入院中のベッドにて。入院中でなくとも今のコロナ禍では旅行もままならない。そんな時に手に取った本書で楽しくあちこちを巡った。特にドイツのクリスマスマーケットに強く惹かれる。そして静謐な美しさという意味でフィヨルドも生きているうちこの目で見てみたい。2020/09/26
Nat
97
1人でツアーに参加したことはないが、わたしも行けるかもと思えた。パスポートさえあればとりあえずなんとかなる(一応)という気楽さがいい!行きたいと思ったツアーは、前から興味があったクリスマスマーケットの旅。できたら友達か主人と参加したいけど、もしかしたら1人でも参加できるな。でも、トイレ問題はちょっと心配。お土産や機内食の写真なども楽しい。2022/10/01