内容説明
1984年、連載開始。村上龍、32歳。キューバから、中田英寿がいたイタリアから、パリ・ダ・カールのサハラ砂漠から、34年間送られたエッセイ。その最終巻、68歳の村上龍は、政治を語らず、メディア批判も止めた。だが、現代日本への同調は一切ない。本作は、澄んだ湖のように静謐である。だが、内部にはどう猛な生きものが生息している。
目次
今、何も流行っていない
早起きが苦手で作家になった
「偏愛」が消えてしまった
欧州チャンピオンズリーグと、将棋
ワインに詳しくなるよりセックスを
ビールに替えて体重が減った
たまにはサッカーの話を
政治とチーズについて
藤井聡太への期待
久しぶりにキューバ音楽を聞いた夜
誰が「軽音楽」という言葉を作ったのか
「おいしいものを食べる」以外、他に興味を持てない人々
オヤジバンドへの共感と違和感
確かに美空ひばりだ、すごい、そう思った
「お前、オリバー・ストーンの新作、見たか」
老眼鏡がかっこいいわけではなく、ゴダールがかっこよかったのだ
「撃ちたくならない?」
小学生から、「気をつかって」話してきた
昔より今が「普通」
永遠なるヒース・レジャー
著者等紹介
村上龍[ムラカミリュウ]
1952年、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の76年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、05年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明星ことこ
もと
CEJZ_
モビエイト
aaboo