幻冬舎文庫<br> すべての男は消耗品である。〈最終巻〉

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幻冬舎文庫
すべての男は消耗品である。〈最終巻〉

  • 村上 龍【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 幻冬舎(2020/04発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 150p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344429765
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

1984年、連載開始。村上龍、32歳。キューバから、中田英寿がいたイタリアから、パリ・ダ・カールのサハラ砂漠から、34年間送られたエッセイ。その最終巻、68歳の村上龍は、政治を語らず、メディア批判も止めた。だが、現代日本への同調は一切ない。本作は、澄んだ湖のように静謐である。だが、内部にはどう猛な生きものが生息している。

目次

今、何も流行っていない
早起きが苦手で作家になった
「偏愛」が消えてしまった
欧州チャンピオンズリーグと、将棋
ワインに詳しくなるよりセックスを
ビールに替えて体重が減った
たまにはサッカーの話を
政治とチーズについて
藤井聡太への期待
久しぶりにキューバ音楽を聞いた夜
誰が「軽音楽」という言葉を作ったのか
「おいしいものを食べる」以外、他に興味を持てない人々
オヤジバンドへの共感と違和感
確かに美空ひばりだ、すごい、そう思った
「お前、オリバー・ストーンの新作、見たか」
老眼鏡がかっこいいわけではなく、ゴダールがかっこよかったのだ
「撃ちたくならない?」
小学生から、「気をつかって」話してきた
昔より今が「普通」
永遠なるヒース・レジャー

著者等紹介

村上龍[ムラカミリュウ]
1952年、長崎県佐世保市生まれ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の76年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、05年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

明星ことこ

3
名残り惜しむように少しずつ少しずつ読んでいた最終巻を読み終えてしまった。寂しい。一番好きな作家、村上龍。2020/08/19

もと

3
シンプルにもっと読みたかった。 本が薄い分とても読みやすかったけど、 どこか物足りなさを感じてしまった。 村上龍さんの教養のある言葉にもっと触れたい。2020/06/06

CEJZ_

3
1P14行。元の本は2018年刊。34年に渡り連載されてきたエッセイをまとめた本の最終巻。読みやすい、一気に読んでしまう。エッセイ集もたくさん刊行されていて、それらもいつか求めて一つ一つ読破していくだろう。今さらながら各エッセイを送信した日時が明記されているのも重要なのかなと感じた。坂本龍一の寄稿も感慨深い。いつか誰かが、現在の状況を取り入れた「東京を出よ」という小説を発表するかもしれない。茨城県へ潮干狩りに行ったりして。いつか誰かが「コロナ後の世界」という小説を発表するかもしれない。空想として。2020/04/16

モビエイト

2
久しぶりに村上龍氏の本を読みました。 最近はカンブリア宮殿の印象が強いので、読み易くて面白いけど最終巻だと思うと寂しいです。 2020/04/26

aaboo

2
このシリーズも30年で完結というのも感慨深い。政治の話がほとんど無かったのも珍しいと思った。2020/04/09

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