幻冬舎文庫<br> 金継ぎの家―あたたかなしずくたち

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幻冬舎文庫
金継ぎの家―あたたかなしずくたち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344429086
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高校二年生の真緒と暮らす祖母・千絵の仕事は、割れた器を修復する「金継ぎ」。進路に悩みながらもその手伝いを始めた真緒はある日、引き出しから漆のかんざしを見つける。それを目にした千絵の困惑と故郷・飛騨高山への思い。夏休み、二人は千絵の記憶をたどる旅に出る―。選べなかった道、モノにこめられた命。癒えない傷をつなぐ感動の物語。

著者等紹介

ほしおさなえ[ホシオサナエ]
作家。1964年東京都生まれ。95年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

389
『金継ぎ』を画像検索してみて!ヒビが入っているのになぜか味わい深い器に出逢えます。金継ぎとは、割れたり欠けたりした器を漆や金属で時を懸けて修復する技術。『形あるものはいずれ壊れる』という真理に抗い、違った形での再生をもたらす技術。本書は、その金継ぎの技術に纏わる3世代の女性目線で紡がれるホンワカストーリー。飽和の現代、欠けた器を修復するという選択はしないよね。捨てて買い換えるでしょう。人間関係はどう?割れたり欠けたりしたら諦めてませんか?きっと貴方にも、心の割れ目を塞いでくれる『金継ぎ』の人がいる‼️🙇2020/09/01

しんごろ

296
割れた器を修復する「金継ぎ」を通して、祖母の千絵、母の結子、娘の真緒の3世代の優しく温かくしみじみとした話でしたね。やりたいことを探してる真緒にとって、時代の流れでやりたい事を我慢した千絵と一緒に生活してたのは救いだね。真緒には、「金継ぎ」でも何でもいいから漆に携わる仕事を選んでほしい。そういう意味では、結子は苦労しながらも、やりたい事をしているのは幸せだと思う。それにしても修次さんの不器用なこと。不器用で一途な想いに、ただただ感動。根っからの職人だね。人と人の繋がり、縁は大切にしていきたいですね。2020/02/07

おしゃべりメガネ

175
さすが『活版印刷三日月堂』のほしおさん、とにかく文章にこれでもかというくらい優しさが溢れている作品です。本作は、割れた器を修復する'金継ぎ'の話で、ひたすら'漆'に関する記述のオンパレードです。活版印刷でも専門的な記述が多く見受けられましたが、本作はそれ以上に細かく書かれています。個人的には正直、その辺の描写が少しキツく感じましたが、そこを差し引いても祖母と孫娘の心温まる二人旅の展開にほっこりできます。進路で悩む孫娘と、自分の過去の生い立ちを振り返る祖母の心の葛藤が見事に綴られており、ステキな読後感です。2021/01/12

シナモン

158
たとえ意に沿わない人生だったとしても、ふり返ってみると「これが私の道だった」と晴れ晴れと言える〜人生も終盤を迎えた人の言葉には重みがありました。金には生命感がある〜若い真緒の将来も楽しみです。ほしおさんの作品、いつもながらきちんと丁寧に人生に向き合う人達が描かれていてしみじみと心落ち着く一冊でした。2021/05/19

KAZOO

156
ほしおさんの最新の文庫です。今回もある技術「金継ぎ」を通じての女性三代にわたる物語です。飛騨高山の春慶塗などが出てきたり茨城の大子の漆林での漆掻きも出てきてこの分野だ好きな私にとっては非常に楽しめるものでした。単なる昔の話ということではなくこのような仕事を通じて話をつないでくれるのは飽きが来ません。私も萩焼のいい急須の蓋を割ったことがありそれを金継ぎで直してもらい今も使用しています。2019/11/08

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