内容説明
ペルー、ザンビア、コンゴ、ギリシャを血祭りに上げたヘッジファンドは、アルゼンチン政府との十五年戦争に突入。一方、国際NGOがファンドによる強奪と権力者の汚職を阻止しようと、先進国や国際機関に働きかける。だが、NGOからも金に窮してヘッジファンドへ転職するメンバーが出現―。激烈な国際金融バトルを制し、最後に笑うのは誰か!?
著者等紹介
黒木亮[クロキリョウ]
1957年、北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に二三年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンス、貿易金融などを手がける。2000年、『トップ・レフト』で作家デビュー。1988年より英国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BATTARIA
5
実話に基づいたからこそ、カタルシスも何もなかった。感情移入できる登場人物がいなかったが、バラク・オバマの見識の低さは再認識できた。 話が飛ぶが、「自分の身に起きたことは全て自分で選択した結果だ」とぬかす奴は大嫌いなのだが、盗人にも三分の理じゃないけど、これを読むとそういう暴論にも頷ける所はあると思えてしまう。要するに、正しいことを言うのも程々にしておけってことか。程々とかそこそことかまあまあなんで、世界ではやっていけないんだろうけど、そういうのが大切にされる日本に生まれてよかったと思えたりする。2025/10/11
すのす
5
ドライな法廷闘争が続いた。小説というよりもはやルポである。M&Aとはまた違った国際的な金融マターということで、久々に畑違いの内容に触れた。ドラマチックではなく、頭の中が潤うとかそういう読後感ではないが、「こんなことが現実に、地球の裏側で起きているのか」と感心させられた。2020/02/17
terukravitz
4
図書館本★☆☆☆☆2021/04/14
SEAN MIZU
2
繰り返しだが、エコノミックは経世済民と訳されているが、ことハイエナファンドは真逆で人の不幸の上に暴利を貪る集団ということ。 世の中のエコシステムが実はそうなってないことは嘆かわしいし、昨今の日本の政治を見ているとアルゼンチンの二の舞になるのだろうかと不安になる。 だが、アルゼンチンにはミレイというリーダーシップのある大統領が生まれた。今後どうなるか注視していきたい。 国家財政はある一定程度健全化、ペソも安定。しかし、国民の生活水準は低下。 日本がベンチマークとするべき国家。日本というより、日本国民か。2025/02/02
やまたか
2
1996年から2016年までの20年間にわたるドキュメンタリー。腐敗した破綻国家もハイエナファンドもどちらも酷いが、これが現実か。合法的だが不道徳ということにつきるが、米英の司法当局の存在感が印象に残った。それにしてもシーハンが哀れ。結局善良で真面目な市民が割りを食うということか。2023/08/08
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- 青山和樹/花想恋




