内容説明
日本人の平均寿命は世界一の84歳。だが、長生きだけが私たちの願いではない。実際、自立した生活を送れる健康寿命は73歳。その大きな原因のひとつが認知症だ。予防には、「睡眠」「運動」「知的好奇心」が重要。脳が生涯健康であるための習慣を、16万人の脳画像を見てきた脳医学者がわかりやすく解説。イキイキ脳は、日常生活で簡単につくれる!
目次
1章 「生涯健康脳」は自分でつくれる!
2章 「人間の幸せ」のカギは、前頭葉が握っている!
3章 認知症の正体を知っておこう
4章 脳に良いこと、悪いこと
5章 脳の最高の栄養素は、知的好奇心!
6章 「寝る子は育つ」は本当だった!
7章 脳はあきらめない!
著者等紹介
瀧靖之[タキヤスユキ]
東北大学加齢医学研究所教授。医師。医学博士。1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野教授。東北大学東北メディカル・メガバンク機構教授。MRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くわもんぺ
2
元々子供の絵本から名前を知り、脳科学に興味があったので読んでみまた。 年齢を重ねても脳は進化するとのこと! 有酸素運動、睡眠、趣味、好奇心などなど。 新しいことは停滞気味なので、子供も一緒にできそうなことを探していけたらいいなと思います。2023/04/06
くらーく
2
当たり前の事を当たり前に様にする。これに尽きるようですな。基本?は大事だなあ。 知的好奇心が枯れてきた自分としては、何とかしないとなあ。2022/05/25
長澤晃洋
0
音楽が脳に良いと書いてあって喜んだ。楽器演奏は特に良いと書いてあった。川島隆太さんは当時の研究では楽器演奏は前頭葉の活性化には役立たないと書いてあったけれども今はどうなんだろう?2023/02/21
grassbigsky
0
著者自身が文庫本のあとがきで書かれているように、多くのことはすでにあたりまえという内容が多い。運動は健康にいい、好奇心を持つことが大事、何歳になっても脳は鍛えられる、脳は損傷を受けても健康な部位が補う、など。将来、医学的に認知症を治療できるようになるのだろうか。もしできるようになればそれは人間にとって幸福なのだろうか。何歳になっても健康な脳を生かせるような社会という器をつくっていくことを並行して行う必要があると思う。2019/07/09