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文春学藝ライブラリー 歴史 28
明治大帝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130724
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0195

出版社内容情報

近代の発展と一体に、虚実ない交ぜに語られる「大帝」天皇睦仁。激動の時代、東洋の小国を一等国へと導いた専制君主の真の姿に迫る。

内容説明

平成元年に刊行されて以来世評の高い明治天皇研究における古典的名著。十六歳の若さで践祚した天子が、困難な内乱期を乗り越え、近代国家体制を確立し「大帝」へと変貌していく様を、共感を持って描く。日本人にとって天皇とは何かを考えるための必読書である。

目次

第1章 一九一二年暑い夏(「明治、ゼ、グレート」;米価暴騰 ほか)
第2章 幼冲の天子(誕生・賀茂の水と船鉾町;二百石の公家 ほか)
第3章 親政運動(大坂親征;宮廷改革と「天子」 ほか)
第4章 一等国への道(岩倉具視の不安;十四年の政変 ほか)
第5章 乃木伝説(「予、半信半疑す」;乃木の苦衷 ほか)

著者等紹介

飛鳥井雅道[アスカイマサミチ]
1934年、東京生まれ。京都大学文学部卒業。日本文化史・思想史専攻。京都大学名誉教授。2000年8月31日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

3
(図書館)天皇の実像を頑張って書こうとした作品。まだまだ情報不足ということが、よく分かる。2022/12/05

バルジ

3
明確に「天皇制批判」を言明する著者が「大帝」と呼び強い共感を持って記した明治天皇評伝の古典。随所に封建的な物に対する批判的言辞を散りばめながらも当の明治天皇への批判はほとんど無い。公務をサボっていた記述もあっさりである。能動的君主として徐々に政治的感性が芽生え天皇親政運動としていよいよ爆発するが、ここでも精神主義的な側面は元田永孚に着せられる。本書では明治天皇はあくまで「共感」の対象であって批判の対象ではない。そこが奇妙な点でもある。しかし巻末のジョン・ブリーン氏解説はその「奇妙」を些か減じてくれる。2020/01/13

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