内容説明
新聞には芸風がある。だから下世話に楽しんだほうがいい!おじさんに擬人化することで親しみが湧く朝刊紙。見出しの書き方でわかる政権との距離。世論調査の質問に表れる各紙の立場。朝刊スポーツ紙と芸能事務所の癒着から見える真実etc.…。人気時事芸人が実践する毎日のニュースとの付き合い方。ジャーナリスト青木理氏との対談も収録。
著者等紹介
プチ鹿島[プチカシマ]
時事芸人。1970年長野県生まれ。時事ネタと見立てを得意とする芸風で、テレビ、新聞、雑誌等でレギュラー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
35
文庫版にて、再読。何が良いかって?追加内容の一つ、著者と青木氏の対談の冒頭で「僕、嫌われているはずなんだけれどね、幻冬舎に(笑)」と刊行元すらネタにして切り込んでからの始まり。それぐらい自由に忖度なく述べている点は変わらない。左や右の思想的な傾向に留まらず、その先を提示してくれている内容。新聞の読み方をキッカケにして、何故?という疑問解決のヒントや別視点の大切さを提示している面白さは、文庫版でも変わらなかった。2020/03/31
せっちゃんさん
13
面白買った〜♪爆笑!ほぼ全紙を購読してる著者が、各紙を擬人化(?)して同じニュースでも各々の視点で語られてる様を解説。「新聞紙面、実況中継!徹底解説」的な語り口で読んでて爽快。「○○と書かれてます。○○と前置きし、○○と牽制。さ!いよいよくるのか!頑固オジサンの○○論調ーッ!一方こちらの紙面では…」みたいなノリ。実際、各紙こうも違うのかと衝撃。この面白さと視点の幅広さは読まないと伝えられない。定期的に読み返したい1冊。2025/06/29
こだま
7
ラジオを聞いていて好きな芸人さん。新聞の擬人化が面白かった。2020/03/08
てながあしなが
6
かなり面白かった。新聞ごとに論調の違いがある、ということは少しメディアリテラシーがあるひとであれば知っている。でも、どう違うのかまでちゃんと見ている人はそこまで多くないのでは。本書は新聞を擬人化して、平易で呑み込み易い説明を与えている。「スポーツ紙はなぜデマみたいな話が載るのか」ということについても、なるほどと思う指摘が。2019/05/27
MK
5
2017年3月に刊行されたものが、文庫化特別企画を加えて2019年4月に文庫化されたもの。 文庫化特別企画の一つとして、ジャーナリストの青木理さんとの特別対談がのっていた。 僕はいつも青木理さんの意見に賛同することが多いので、特別対談を読むことができて良かった。 また、文庫化特別企画の残りの二つと、「文庫版おわりに」も良かった。 単行本が発行されたときはモリカケ(森友・加計)問題が報じられる前だったのでのっていないが、文庫化特別企画の中に少しとりあげられていたので、文庫版のほうを買って良かった。 2020/03/16
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