幻冬舎時代小説文庫<br> 天下一の軽口男

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幻冬舎時代小説文庫
天下一の軽口男

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  • サイズ 文庫判/ページ数 557p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344428201
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大坂の生國魂神社に笑いの神様がいる―。その名は米沢彦八。まだ笑いが商売になっていない江戸中期に、大名の物真似で権力に歯向かい、滑稽話で聴衆の心を掴んだ男。仲間の裏切りや盗作騒動など、多くの挫折を味わいながらも自分の笑いを追求していく彦八。笑いで人を救い、笑いの為に一生をなげうった愛すべきぼんくら男、波瀾万丈の一代記。

著者等紹介

木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞しデビューする。同作は14年直木賞候補となり、15年高校生直木賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mapion

249
江戸時代中期、歌舞伎は芝居小屋で興行していたが、落語は演芸場がまだない。米沢彦八は幼馴染の女性を笑わせるため演者の道を歩き始める。当時は道端で演じる辻咄で大道芸の類だった。江戸に出たときは、豪商のお座敷に呼ばれる事が名誉で大きい稼ぎ口だった。大阪に戻ってからは神社の境内で開かれる座が彦八の舞台となり、大名などの形態模写で人気が出る。当時演者は立って演じていたようだ。座布団に座り扇子や手拭いを使う形が定着するのはもう少し先。落語の発展を観るようで面白い。彦八は演者として幼馴染を心底笑わせる事が出来るのか。2025/07/29

H!deking

84
いやー久しぶりの木下さん。上方落語の元祖、米沢彦八さんのお話ですね。存じ上げませんでしたが実在する方らしいです。いやこれなかなか面白いですね。ツッコミというか合いの手がナイスです。うち嫁が大阪で自分は東京なので昔よく大阪と東京のお笑いの違いを話しましたが、江戸と大坂の時代から違っていたんですね。合いの手とか語り口調のテンポ感とかも含めていろいろ勉強になりました。2023/11/08

大阪魂

77
大阪落語ってこないして生まれたんや!ってむちゃ勉強なったし楽しめた本!書かはったんは「宇喜多の捨て嫁」の木下さん!こんな軽いんも書かはるんやってびっくり!大阪落語の元祖・米沢彦八さんは江戸初期の難波で生まれはって幼いころから笑かす達人、でもほんまに笑かしたいのは好きになった女の子・里乃…江戸で鹿野武左衛門、京都では露の五郎兵衛ってお笑い名人と絡み、苦労しまくった末に俄か大名で大阪・生玉神社で笑いの神様に!最後は名古屋へ…最初の寄席小屋は名古屋にできたんってびっくりやった!生玉さんの彦八祭、また行きたいなあ2021/08/28

nemuro

61
“しりとり読書”の130冊目。2019年8月、JR大阪駅に直結の『ブックスタジオ大阪店』にて、帯の「2019年大阪ほんま本大賞受賞作」が気になって。個人的年中行事「甲子園参戦!&関西書店巡り」時の購入だった。その厚さ(本文で545頁)もあって(本棚の片隅で)ヒッソリと佇んでいたところ、ならばと指名。「まだ笑いが商売になっていない江戸中期。愛すべきぼんくら男・米沢彦八、波瀾万丈の一代記」。巻末、「参考笑話」「参考文献」の多さに吃驚。うむっ、これは面白い。本棚にはデビュー作『宇喜多の捨て嫁』も待機中で愉しみ。2025/04/14

kameyomi

50
面白かった!!「笑い」にこんな歴史があるとは知らなかった。物語としてもよく出来ている。夫の影響で落語に、息子の影響で漫才に興味を持って来ているこの頃だが、人を笑わせるという仕事が1番重要で、1番難しいと改めて思った。教えて頂き感謝! 2025/08/20

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