内容説明
新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが…。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ!
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2010年にデビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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射手座の天使あきちゃん
314
文学賞選考の下読み、編集者、大御所作家にベストセラー作家、ベストセラーのドラマ化担当テレビプロデューサー… 捜査一課の新人刑事・高千穂明日香のまわりで次々と起こる出版業界関係者の殺人事件を快刀乱麻を断つがごとく解決するのは、うふ、うふふ、うふふふふと不気味に笑う我らが中山七里さん! じゃなくて刑事技能指導員・毒島真理 出版業界の醜い部分を面白おかしくデフォルメした作品かと思ったら、現実はもっと滑稽で悲惨ですって書いてありました。恐っ❕2022/05/20
イアン
207
★★★★★★★☆☆☆出版業界を痛烈に皮肉った『作家刑事毒島』シリーズ第1弾。新人賞の下読み担当者が殺害された。作家志望者が犯人と睨んだ麻生が刑事・高千穂明日香を向かわせた先は、元捜査一課刑事という異色の経歴を持つ作家・毒島の元だった…。出版業界内で起きる殺人事件を、温和な表情の裏に毒舌を隠し持つ毒島がぶった切る連作短編集。作中で毒島が難読漢字を使いたがる作家志望者に苦言を呈する場面があるが、『連続殺人鬼カエル男』のレビューで私も同様の批評を行っていた。どの目線で物を言っているんだと中山先生に叱られそうだ。2024/12/20
KAZOO
175
中山さんの出版業界を警察事件を題材に皮肉っているのでしょうか?5つの連作でこの主人公の言いたい放題で犯人をあぶりだす方式は珍しい感じで新鮮でした。毒島というより毒舌という名前にした方がぴったりの感じです。私は楽しめました。2018/11/02
キナコ
174
毒島と書いて「ブスジマ」タイトルからして印象的。ハードカバーでも読んだのですがあまりの面白さに文庫本も購入。文芸という特殊な業界をテーマにしたブラックユーモア溢れるミステリー。毒島刑事は作者である中山先生をモデルにしているとあるが、本当にここまで毒舌なのかな?帯にあった通り超痛快の作品。犯人が分かっていても毒島刑事の言葉の言い回しが好きで何回でも再読できそう。確信をついたセリフだからこそ、より面白いんだろうなぁ。是非続編がみたい。2021/11/22
Kazuko Ohta
164
これって七里センセの本音が反映されているのかしらと思うと、ニヤニヤが止まらず。映画化された『護られなかった者たちへ』を観たときに唖然としたことを思い出します。映画が公開されたのは2021年、本作の単行本版が上梓されたのは2016年ですから、あの映画のことを指しているはずもないけれど、原作では男性だった犯人が女性に変更されて違和感バリバリでした。さらには「汚名を挽回」という台詞に「汚名は返上だよ」とツッコミを入れそうになったことも思い出す。でも七里センセはそんなことに目くじらを立てないのですよね、きっと。2026/06/23




