内容説明
砂漠、海洋、北極、南極、そして宇宙。「科学界のインディ・ジョーンズ」と呼ばれる著者にとって、世界の果ては夢の地だ。―砂漠に架かる“月の虹”。美しい色の細胞を持つ微生物。世界最北にある24度の“冷たい温泉”。辺境は、未知なるもので溢れている。思考の翼を広げてくれる、地球の神秘の数々。研究旅行での出来事や思索を綴ったエッセイ。
目次
第1章 吟遊科学者、辺境をゆく(砂漠の月虹―サハラ砂漠;宇宙が透けて見える場所―南米アタカマ;マントルの上に立つ―オマーン)
第2章 ニッポンを探る(「豊潮丸」出航―鹿児島・屋久島~薩摩硫黄島;北緯45度、厳冬の町―北海道・幌延;固有権がいっぱい―滋賀・琵琶湖)
第3章 いざ、北極へ(白夜の街―サンクトペテルブルク;世界最北の温泉を目指せ!;極寒の地で先人を想う)
第4章 南極冒険紀行(夏の南極では眠れない;砕氷艦上での決意;静謐な修羅場;「しらせ」への帰還)
第5章 宇宙へ、心の旅(宇宙エレベーターに夢をのせて;地球のパートナー、月;火星の呪い;超新星爆発の恐怖;「永遠とは、『宇宙の将来』である」!?;太陽系で、海を持つ天体が、地球以外にもある!)
著者等紹介
長沼毅[ナガヌマタケシ]
1961年、人類初の宇宙飛行の日に生まれる。極地、深海、砂漠、地底など、世界中の極限環境にいる生物を探索する吟遊科学者。筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。海洋科学技術センター、カリフォルニア大学サンタバーバラ校海洋科学研究所客員研究員などを経て、広島大学大学院生物圏科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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