幻冬舎文庫<br> ふたつのしるし

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幻冬舎文庫
ふたつのしるし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344425996
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

美しい顔を眼鏡で隠し、田舎町で息をひそめるように生きる優等生の遙名。早くに母を亡くし周囲に貶されてばかりの落ちこぼれの温之。遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の“ハル”が、あの3月11日、東京が出会った―。何度もすれ違った二人を結びつけた「しるし」とは?出会うべき人と出会う奇跡を描いた、心ふるえる愛の物語。

著者等紹介

宮下奈都[ミヤシタナツ]
1967年福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年「静かな雨」が文學界新人賞佳作に入選。07年、初の単行本『スコーレNo.4』が、書店員からの熱烈な支持を得る。16年『羊と鋼の森』が「2016年本屋大賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

514
久しぶりの宮下さん。大作『羊と綱』と並行で書かれたそうで、サラッと読みやすい純愛(?)小説。すれ違ったのはお互いがまだ子どものころながら、お互い生きにくさを抱え傷つきながらも、再会できたのは震災の日だった…。遥名の不倫相手からの別れの言葉…うわーってなったな。なんて卑怯なオトコ!震災の日の再会については少々唐突な印象も。運命の相手にはお互いに「しるし」を見るんだよね。うんうん、とてもよくわかる。休日の午後にぴったりの作品だった。2023/09/23

しんごろ

289
小さい頃からずっと二人が運命の赤い糸を手繰りよせるところを、遠くからそーっと見守り続ける、そんな素敵な物語でした。最短であろうが遠回りであろうが、紆余曲折があっても、温之と遙名は必ず出会う運命なんだね!しつこいようだけど、これは奇跡でなく運命だね!そして、遠くからそーっと幸せになれてよかったねと笑顔になれる物語でもありました(^-^)2017/09/19

さてさて

153
三十年という長きに渡って描かれるふたつの物語。生き方を模索し、答えを見つけるまでのふたりの苦悩の場面のあまりに鬱屈とした時代があったからこそ、ふたりの穏やかなまでの表情が垣間見える結末に心の中がじんわりと温かくなるのを感じました。 不器用なふたりの三十年の物語。粗雑に扱うと壊れてしまいそうな人の機微に触れる物語。宮下さんらしい、読後にじんわりとした人のぬくもりを感じることのできる、とてもあったかい作品でした。 2020/10/21

5 よういち

146
宮下奈都初読み◆端正な顔立ちを隠し、田舎町で息をひそめて生きる優等生の遙名。子どもの頃から周囲にけなされてきた落ちこぼれの温之。離れた場所で育った二人の“ハル”は何度もすれ違うが、あの3.11の日に東京で出会う。二人を結びつけた「しるし」。出会うべき人と出会う奇跡を描いた作品。◆二人が出会うまでは其々の不器用な生い立ちが丹念に描かれる。何度か二人がすれ違うシーンでは、ちょっとガッカリするが、二人の奇跡の出会いには心が躍った。彼らを丸ごと信頼してくれる周囲の人たちの存在が、生きることを後押ししてくれる良作。2020/08/09

新地学@児童書病発動中

146
宮下さんは、現在活動中の日本の作家で多分一番好きだ。文章が良い。気取ったところがなくて、読みやすいところが非常に好み。心の中にすうっと入ってくる。ごく普通の人達の人生を丁寧に描く所も好きだ。この小説にもその2つの良さが発揮されている。二人のハルの物語。どちらのハルも不器用だが、一生懸命に誠実に生きる。その生き方に共感した。二人の生き方が交錯するのは、日本人の誰もが忘れられない日。宮下さんの小説の中では地味なプロットだと思う。それでも、その地味さゆえに心に深く染み入るところがあって、感動は大きい。2017/04/14

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