内容説明
久留米藩主・虎之助がついに江戸の町に戻ってきた。まずはやくざの若親分として最大勢力の万五郎一家を潰したいところだが、相手は千二百人もの大軍勢。そこで虎之助が一発逆転を狙って挑んだのは、なんと相手の得意な舟いくさだった。その一方、将軍・綱吉に疑念を抱かれた虎之助はとうとうこの国の首領とも戦うことに…!?ド迫力の最終巻!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年「黒牛と妖怪」で第十七回歴史文学賞受賞。2015年、「耳袋秘帖」シリーズで第四回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第二十一回中山義秀文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
34
万五郎一家との抗争決着、紀伊国屋からお金を騙し取って久留米藩の借金をナシに、九州からの馬道の意味を荻生徂徠に見破られ、ついには、「将軍、死んでもらいます」と突っ走る虎之助。最終巻という事で詰め込み過ぎた感じがするな~。2017/04/24
み
20
さくさくと♪完結してると安心して読み始めたシリーズでしたが、今作に第一部完結の文字^^;面白かったので、第二部を楽しみに(^_−)−☆2017/02/06
ぶんぶん
16
【図書館】シリーズ第一部・完 遂に万五郎一家のおしまの最期、将軍とまじに喧嘩、そして刺殺。 どうにかこうにか決着を付けた感じ、紀伊國屋がすべてを失くして可愛そう。 しかし、甘し汁を吸ったんだから仕方が無いか。 風野真知雄の大風呂敷ここに完成、たっぷり爽快感を感じました。 有馬記念の一説はあるのかないのか・・・赤穂浪士のエピソードを最後まで持ってきたのは見事、ほんとにどれが主軸なのか判らない痛快時代劇でした。 暇があったらまた読んで見たいと思います。 第2部は手を出さないと思う・・・2019/04/02
Richard Thornburg
15
感想:★★★★★ シリーズ第8弾! 4篇の短編で構成されています。 最初は景気よく快進撃を続ける虎之助サンですが、後半になって何やら怪しい雲行きに… しかしながら本シリーズ、最後まで虎之助サンのペースに乗せられて楽しませてくれます。 有馬記念の話はフィクションでも笑えます。 紀文こと紀伊国屋文左衛門の末路は諸説あれど、哀れな末路を辿るストーリーが選ばれています。 最後は…虎之助サンがやってくれました(笑) 胸のすくような爽快な読了感でした。 しかし…虎之助サンは賢い❕❕❕2016/12/27
suzu
14
ありですかー?よんでるじぶんもわるいですが。きっとあちこちからつっこみはいるのちがうでしょうか。でもすくわれる。よんでるあいだはわすれていられるありがたいシリーズでした。2017/04/24
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