内容説明
事件屋の須賀田は弁護士・古村からの依頼で、同業者の不祥事を秘密裡に処理する仕事を請け負う。しかし、廃業に追い込んだ弁護士の遺体が自分の事務所で発見されたことで古村の企みに気づいた須賀田。業界の覇権争いに巻き込まれながらたどり着いた衝撃の結末とは?現役弁護士が描く、業界の闇にリアルに迫ったサスペンスミステリー。
著者等紹介
法坂一広[ホウサカイッコウ]
1973年福岡県生まれ。京都大学卒業後、24歳で司法試験に合格。2011年『弁護士探偵物語天使の分け前』で第10回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
97
弁護士の不祥事を処理する仕事を請け負った弁護士嫌いな主人公。後半殺人事件がメインになったけど、折角なら前半よかったように思う不祥事処理メインにして、短編集の形で出したほうが面白かったように思う。2015/10/25
k5
54
夏のリーガルミステリ祭り⑥。「沢崎」の名を掲げて事件屋稼業をやってるマット・スカダーという要素が多すぎる始まりだが、好きなものの盛り合わせ、と思って最初は楽しく読みました。しかし後半はちょっとキャラもプロットも破綻しすぎでしょう。面白いのはリアル弁護士が描く弁護士会って白い巨塔みたいに選挙ばっかりやってることですかね。そうなんだー、って。2022/08/15
すたこ
36
★★ハードボイルドを気取った主人公が好きになれずに、楽しく読めなかった。 最後まで何がやりたいのか意味が分からず…。設定は面白そうなのに残念!後半のドタバタ劇で白けてしまう。合わなかった。。。2017/05/21
ちゃんちゃん
21
福岡で法に明るい事件屋として裏稼業で生きている自称「沢崎」。弁護士会、弁護士事務所の事情に翻弄され、知らぬ間に事件に巻き込まれる。終盤戦にたたみかけるように真実が明らかになるくだりが、個人的にちょっと忙しい気がしましたね。それにしても、弁護士裏事情ってこんなにドロドロしているのかしら~とついつい思ってしまいました。2015/12/13
かめぴ
13
えっと…うんうんそれでそれで⁉︎と読み進む内に、終わった。。面白かったのに何故と思いながら著者をググる。弁護士さんなんだ〜だったら、と言う思いが拭えず既視感溢れるプロットにうーんと唸りながら読了。辛口。2018/09/17
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