内容説明
『天才バカボン』『おそ松くん』など、多くの傑作マンガを生んだ赤塚不二夫。その私生活は作品以上にぶっ飛んでいた。娘を連れてゲイバーへ!?ホームレスを自宅に呼んで大宴会??感性の赴くまま生きた天才の素顔を一人娘が赤裸々に綴る、笑いあり涙ありの愛すべきバカ家族の記録。人はもっと自由でいいのだ!読めば元気が出ること間違いなし!!
目次
第1章 うちはバカボン一家と同じ?
第2章 パパが恋しい…のココロ
第3章 祝!バカ親子復活
第4章 赤塚不二夫はやっぱり「これでいいのだ」
第5章 わたしだって、殻を破るぞ!
第6章 激震!ゆれる家族
第7章 わたしの中で生きている赤塚不二夫
著者等紹介
赤塚りえ子[アカツカリエコ]
東京生まれ。現代美術家。1994年渡英。ロンドン大学ゴールドスミス校ファインアート科卒業。2002年より、Danielle Arnaud contemporary art(London)所属。ロンドンを本拠として内外で創作活動を続けたのち、06年帰国。同年、株式会社フジオ・プロダクション代表取締役就任。10年、株式会社tadpole‐lab設立。父は漫画家・赤塚不二夫(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つねじろう
71
やっぱりバカボンのパパはバカの天才なのだ。凄い男だと思う。そのリスペクト感は豚の中では高倉健と双璧を成す。ニャロメとケムンパスが上手に書けると教室のヒーローだったし、年賀状は彼等で溢れお正月はその品評会。ケムンパスは今でも書ける。笑いを真剣に追い求め実践し表現する。奇跡的に少年の心を保持し続けた漫画家。その姿が笑顔がスナップ写真と共に蘇る。その桁外れのエピソードに。心から笑うし涙する。あのタモリの弔辞「これでいいのだ!」が響く。大友良英が言う通り今は赤塚不二夫が足らない。残り時間バカを目指そうと思った。2015/10/22
ばんだねいっぺい
29
繊細で優しくて、ハチャメチャで、存在自体が自分の作品のような赤塚不二夫。泣いて、笑って、時間を忘れて、読書が終わった。週末は、「レッツラゴン」を手にいれるべく動こうと思った。2019/04/25
ロボット刑事K
17
私はマンガも大好きですが、どちらかと言うとバカボンに代表されるようなシュールなギャグは余り得意ではありません。とは言え、赤塚不二夫氏が漫画界の巨匠であることに異論はありません。氏の破天荒な人生は、これまでにも各種メディアで取り上げられてきましたので、私も断片的には存じ上げております。さてこの本は氏の一人娘、赤塚りえ子氏による赤塚不二夫一代記です。が、この方の思考回路がどうも私とは相容れないようで、文章がどうにも鼻につきます。まあ可もなく不可もなくの☆3つで。おそ松くんのリメイクは随分人気みたいですね。2022/09/26
rokoroko
12
お父さんもお母さんもこんな風な人達でよく上手に大人になれたなと思った。これもテレビドラマになるらしいけれど胸が痛くなる気がするのできっと見ないな。2018/06/15
ライアン
11
赤塚不二夫さんの娘さんりえ子さんの著書。赤塚さんがぶっ飛んでいたのは知っていたけれどお母さんもなかなかの人だったんですね。赤塚さんの次の奥さん、お母さんの再婚相手の方、皆仲良くて賑やかで楽しそう。でも3人が立て続けに亡くなられたのは辛いですよね・・・。赤塚不二夫さんの違う一面も知れて良かったです。作中に出てきた古谷さんを始めとしたお弟子さんや仲の良かった漫画家さんもここ数年で立て続けに亡くなられましたね・・・。天国でフジオプロで楽しんでるのかな。2022/05/05