内容説明
赤穂浪士の生き残り・寺坂吉右衛門が吉良の血筋・上杉家から命を狙われているという。虎之助は祖父と親しかった寺坂を守ろうと動くうち、やくざも驚く上杉家の狡猾な策に辿りつく。一方で、家中の敵対派からは藩主として命を狙われ、やくざの縄張り抗争も激化の一途―。虎之助の暴れっぷりに磨きがかかる、人気爆発の痛快シリーズ第四弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。93年「黒牛と妖怪」で第十七回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
37
虎之助の母で、やくざの親分の辰、絶対絶命のピンチ・・ってところで、この4巻目は終了。2017/04/12
007
28
★★★☆☆ シリーズ4作目。前3作に比べパワーダウンしたように思ったけれど、相変わらずハチャメチャな展開で胸がすく。飾り物の大名よりも、やんちゃなヤクザのほうが使い物になるじゃないの。ああ痛快。2015/03/21
いつでも母さん
28
えっ~母・辰。ど、どうなっちゃうの~(汗)気になって仕方がない。前からおしまは不気味な感じだったのよねえ・・辰の言葉に揺さぶられて、万五郎にとって代わってしまったら面白いかも。虎ちゃん、次号では、しっかりおっかさんを救い出しておくれよね!高尾太夫と二升太夫も、結局は正妻・里緒には敵わないんだろうなぁ。なんて、最強は『女』なり(笑)風野作家、5巻目なるべく早めにお願いしたいなぁ。2015/02/18
み
23
何て終わり方をなさる^^;幸か不幸か次作も手元にあるので、読んじゃいます♪オットが起き出さないことを念じつつ。2017/01/21
夜の女王
17
☆☆☆ この前は『鬼平』が渋くて良いと思ったけど、やっぱり頭を空っぽにして楽しめる痛快時代劇も捨てがたい。独眼竜の常が退場したと思ったら、今度は万五郎が立ちはだかる。女房のおしまが不気味。辰は大丈夫か!?有馬家では国許派が相変わらず暗躍し、紀伊国屋と荻生徂徠の動きも目が離せない。次々と立ちはだかる敵を思いもよらない変化球でなぎ倒すところが楽しい。が、梅香への執着が理解できない。高尾太夫の方がずっといい女に思えるのだが・・・。2015/02/18
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