内容説明
最愛の夫の死から一年。三十四歳の深雪はいまだ哀しみをたたえ、いっそう美しさを増していた。会社を経営する義兄・一寿は厚意を装い、浴室に覗きからくりを施した高級住宅に深雪と娘を住まわせ、深雪を経理社員として迎える。数日後、深雪が社長室に赴くと一寿とともに取引先の下卑た社長がいた。もう深雪は被虐の性奴隷になるより他なかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじようこ
1
そのまま共感した訳では無いけれど、登場する男性を色々想像して、自身が男性だったらどの人物だろうと思いながら読了。出来れば、こういう現実は無い方が良いなぁ。2015/05/03
オズ
1
私の知る限りの藍川さん作品史上最悪な男・一寿。もう、頭がキレる分、主人公の親子をハメるさまは最低最悪です。あっ、誉めてます。哀川さん作品の攻めは、みんな頭脳派のドS。最低なのに素敵です。まぁ、個人的には、一寿の悪事がバレてお縄になって欲しがった…。そんな話じゃないけど、最後にかけては一寿が警察に捕まってハッピーエンド…になって欲しかった…。あれも、ある意味ハッピーエンドかも知れないけど…2014/08/15