内容説明
ライターの銀次郎の同業者、青葉が殺された。青葉が特ダネを追っていたことを知った銀次郎はそのネタを探り始める。手がかりはカメラに写っていたボンデージ姿の女性。辿り着いた衝撃の真実―それは政界をも揺るがす、暴いてはいけない秘密だった。読後、背筋が痺れ、頭が真っ白になること確実。思わず息が止まる、驚愕のエンタメミステリ!
著者等紹介
浦賀和宏[ウラガカズヒロ]
1978年神奈川県生まれ。98年に「記憶の果て」で第五回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tsuyoshi
74
前作で暗躍したフリーライターの青葉が殺害され、青葉の追っていたスクープの真相を銀次郎が追うものの、協力者のはずの同級生だった男に刺されてしまう。以後スクープの当事者たちによる銀次郎の刃刺に至った経緯が描かれていた。ラストには衝撃を受けたものの銀次郎抜きの展開は何か物足りなさを感じる。銀次郎は一体どうなってしまうのか。 2018/06/17
toshi
69
桑原銀次郎シリーズの一作。銀次郎は知人のライターが殺害されているのを知り、その真相を探るべく取材に出ます。真相の一端を掴んだ途端、銀次郎を悲劇が襲います。他方、ある政治家の隠し子である薫という人物は、自分の腹違いの兄と交際を始めます。やがてライター殺人事件との繋がりが見え始め...。私は途中で薫の正体というか、トリックに気付いてしまったため、ラストの衝撃は半減してしまいました。更なる続編はあるのでしょうか。2024/12/31
Junichi Yamaguchi
39
『死んだんだよ』… シリーズ3作目。 IfとInevitable 。主人公のピンチによって登場が少なく寂しい思いをしたが、次作での復活に期待が高まる。。2019/08/18
きさらぎ
39
「読後、背筋が痺れ、頭が真っ白になること確実」「思わず息が止まる」など、大げさすぎる煽り文句は罪だと思う。政治にエロネタを混ぜた内容と、ラストの壮大な夢とのギャップに茫然…。結構強引な人間関係と展開だった。 前半で犯人がわかり、もう一つ驚く出来事がある。 この作品って、叙述トリックだったんだ~。作者の仕掛けは分かったんだけど…性描写が気持ち悪かった。なに?このいびつな人間関係!?タイトルの「彼女」って誰なんだろう? 2015/03/26
すたこ
34
★これはちょっと…。煽りすぎで内容が薄い。確かにどんでん返しだけれど、真相にはたどり着いていた。前半は面白くなりそうだっただけに残念。2017/01/15