内容説明
19世紀、アイルランド。次期キルゴラン伯爵として、自由気ままに暮らしていたマイルズ・カヴァナだったが、突然、じゃじゃ馬娘の後見人に指名された。莫大な遺産の相続人であるフェリシティのまわりには、金目当ての男が集まってくる。そのなかでも特に評判の悪い男と彼女が結婚しようとしていると知ったマイルズは、フェリシティをイングランドへ連れていこうと思いつく。しかし、かたくなにアイルランドを出たがらないフェリシティ。彼女の気持ちを変えようと多くの時間を過ごすうち、マイルズは被後見人としてではなく、ひとりの女性としてフェリシティを守りたいと思いはじめる。ところが、彼女は誰にも言えないスキャンダルを抱えていた。アイルランドの不思議な力に導かれた恋の結末は?
著者等紹介
ベヴァリー,ジョー[ベヴァリー,ジョー] [Beverley,Jo]
イギリスのランカシャー生まれ。現在までに30作以上のヒストリカル・ロマンスを発表。『真珠は涙にぬれて』『仮面に秘めた涙』(ともに武田ランダムハウスジャパン)を含む5作品でRITA賞を受賞し、全米ロマンス作家協会の名誉殿堂入りを果たした。現在はカナダで暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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