内容説明
古野まほろが所属する、勁草館高校吹奏楽部と生徒会は、文化祭で演劇を共演することに。しかし、通し稽古のため渡った絶海の孤島で、その脚本に登場する怪人が現実に暗躍し、メンバーを密室で殺戮し始める。台風に見舞われた孤島。神出鬼没の殺人鬼。生き延びるために。大好きな人を守るために。まほろに用意されていた悲しすぎる衝撃と絶望とは。
著者等紹介
古野まほろ[フルノマホロ]
東京大学法学部卒。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la S´ecurit´e」専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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W-G
317
推理合戦がない分、前二作よりも推理のこねくり回しが少ないのは当然だが、違う角度からガツンとくるので、終盤の面白さは損なわれていない。むしろ王道舞台設定で楽しく読めた。頁数が多すぎる事で、サスペンスと青春味が減じられた嫌いはあるが、先の二作に耐えた人であれば問題ない範疇。そうでない人にとっても、文体の癖や説明無しの引用を除けば、理解しやすい論理展開とラストのインパクトで楽しめるのでは。このシリーズの難点は、目当ての作品にたどり着くまでに踏破しなければいけない頁数。そこに目を瞑れば入門に最適な一冊なのだが。2017/05/25
ひめありす@灯れ松明の火
65
あなたと私の秘密。東京駅ステイションホテルの夜。姫山のマンションの一夜。焦げてしまった生姜焼き。薄紫の封書に収まりきれなかった愛の言葉。銀のボールペンの十字架に誓った騎士と姫君の誓い。時こそ来たり。唇と、肌の香。そして、音楽。お砂糖よりピアノより紅茶より甘く大切なあなた。フラコンデセルなんて必要ないの。気がついて。あなたはもう目覚めているはず。人と人とは分かり合えないと。だからこそ求め捜しあうのだと。悲哀と狂気と幻惑に逃げ出さないで。銀の雨肩を叩く度に、思い出して。此処であなたを、待ってる。赦されなくとも2015/01/31
ソラ
42
これは誰にとっても残酷な結末。それにしても講談社ノベルス版とは違う結末ってことだけど、ノベルス版の内容をまたいつものごとくすっかり忘れているので普通に楽しめましたw2014/05/05
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
39
天帝シリーズ三作目。吹奏楽部まほろは普門館への練習や大学受験を前に、生徒会と合同で行われる演劇の練習として、同じ吹奏楽部の実香、栄子、まり、水野と、生徒会四人、そして引率の教師と共に、絶海の孤島「天愛島」を訪れる。完全なるクローズドサークルで、立て続けに起こる死神仮面による殺人。状況からして内部犯の可能性は極めて低いもののお約束だから犯人は内部犯だ。然しながら誰が犯人なのか皆目見当つかず。ただ序章での伏線、ヘロイン。怪しげなチョコ、そして口伝の祈歌は見逃せないガジェット。2016/02/09
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
32
再読完了〜〜。天帝シリーズ三作目。これについては内容かなり詳しく覚えてた。まあ、ラストが強烈だったからなぁ…。一馬の言葉は救いになったのかならなかったのか。このあと壮絶な戦いの中に引き込まれて行くまほまほだが、まほろ続けて読んで食傷気味なので、通常モードに切り替えさせて頂く。2017/02/11




