内容説明
19世紀、英国。良家の令嬢たちが集まる海辺の休暇村スピンドル・コーヴで、ケイト・テイラーは音楽教師として暮らしていた。ところがある日、孤児として育ったケイトの前に、彼女の親族だという侯爵家の4人が現れる。彼らは自分たちの家へケイトを連れ帰ろうとするが、その言動を不審に思った在郷軍の指揮官ソーンは、とっさにケイトと自分が婚約したと嘘をつく。それでも侯爵はあきらめることなく村に滞在し、ケイトが一族のひとりだと示す証拠を本格的に探しはじめた。偽りながらもソーンの婚約者として過ごすうち、彼のぶっきらぼうな態度に隠されたやさしさに気づき、ケイトは惹かれていく。さらには、彼女自身も覚えていない過去についてソーンが何か知っているとわかり…。
著者等紹介
デア,テッサ[デア,テッサ] [Dare,Tessa]
「ヒストリカル・ロマンスの新星」と評される、ニューヨークタイムズ紙やUSAトゥデイ紙のベストセラーリスト常連作家。2010年、Surrender of A SirenでRITA賞ファイナリストとなったのち、2012年、『きみはぼくの帰る場所(A Night to Surrender)』でRITA賞(リージェンシー・ヒストリカル部門)を受賞。そのほかロマンティック・タイムズ誌のレビュアーズ・チョイス賞など数々の賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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