内容説明
肥満体型で運動オンチ。キラキラした青春とはほど遠い、冴えない中学時代を過ごした哲也。それから、30年―。予備校の講師をしながら小説を書いていた彼は、渋々参加した中学の同窓会で憧れの女性に再会するが…。人生いくつになっても、心ときめいた時が青春!37歳で医者になった著者が、未だ恋に仕事に迷走中の大人たちを描いた青春小説。
著者等紹介
川渕圭一[カワフチケイイチ]
1959年群馬県生まれ。パチプロ、数社の会社勤務、一年間の引きこもりを経て30歳で医師を目指す。37歳で京都大学医学部卒業。大学病院で研修医として勤務し、その経験を基にしたデビュー作『研修医純情物語 先生と呼ばないで』がベストセラーとなる。現在フリーの内科医として働くかたわら執筆、講演活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chi.
6
40代の男女の青春を描いた作品。タイトルに惹かれて手に取った。なかなか煮え切らない男女の関係に、ひとところに定まらない主人公。もう少し純粋な物語を想像していただけに残念。2019/11/06
くり
5
年を重ねてもいつまでも青春てやつですか?同窓会をきっかけにとはよくある話。なかなか煮え切らない哲也も好きになれない。でも夏彦と尚美のラストだけ良かった。2015/11/13
雪待
4
年を重ねる毎に、青春物を読むのが少し険しくなる。あらすじで自分よりも年上のキャラが登場する青春物と思い、手に取った。読み進める内に、この本に対する期待がどんどん萎んでいくのを感じた。老いらくの恋というのには若いが、なんだろうこのだらしなさは。毒にも薬にもならない内容に失望感しか覚えない。ただ、音楽の趣味だけは良かった。2014/05/04
バイク盗まれた、、、
4
何にも感じなかった。2014/04/25
スライサー
2
丁度主人公たちの年齢層と重なるし、個人的にも中学時代いけていなかったと思うので、凄く重なる部分がありつつも、主人公の哲也の軽さにはちょっとついて行けない。だってこの人46歳でしょ?ちょっとあり得ない。2014/02/01