ラベンダーブックス シークの胸は愛のオアシス

ジョーダン，ニコール【著】〈Ｊｏｒｄａｎ，Ｎｉｃｏｌｅ〉/野川 えみ【訳】

幻冬舎（2013/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 511p／高さ 16cm
• 商品コード 9784344420830
• NDC分類 933
• Cコード C0193

内容説明

１９世紀、北アフリカ。莫大な富を相続した娘アリソンは、ワイン商であるおじとともにアルジェリアを訪れていた。同地に赴任中のブルモン大佐からプロポーズを受けているが、返事はしていない。一方、ベルベル人の父と、英国人の母のあいだに生まれたジャファーは、英国公爵の孫でありながら、砂漠で生きる道を選んでいた。そして、１７年前のある出来事以来、ブルモン大佐への復讐を誓っている。大佐をおびきよせるため、ジャファーは砂漠旅行中のアリソンを誘拐した。復讐計画を知ったアリソンは、大佐の命を救うため、何度も脱出を試みる。そんなアリソンの大胆さに、ジャファーは魅了されるが、大佐への愛が理由だと勘ちがいして…三角関係にゆらぐ、シーク・ロマンス。

著者等紹介

ジョーダン，ニコール［ジョーダン，ニコール］ ［Ｊｏｒｄａｎ，Ｎｉｃｏｌｅ］
軍人の家庭に生まれ、高校生活はドイツで送る。ジョージア工科大学で土木工学の学位を取得後、生活用品メーカーの製造管理部門に８年間勤務し、作家に転身。これまで２０作以上のヒストリカル・ロマンスを執筆し、発行部数は累計５００万部に達す。ニューヨークタイムズ・ベストセラーリストの常連。２００７年にはロマンティック・タイムズのヒストリカル・ロマンス部門功労賞を受賞。ＲＩＴＡ賞のファイナリスト、米国ロマンス作家協会（ＲＷＡ）の年間人気作品賞、１００人以上からなるロマンス小説評論家集団より贈られるドロシー・パーカー優秀賞などの栄誉にも輝く（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》]

これ、良かった(☆∀☆) 良かった(☆∀☆) とっても良かった(☆∀☆) このヒーロー好きだわ。ヒロインも好き。どうにかして一緒にしてあげたい。おじさま達、あまり役にたってなかったけど、ヒロインの元彼がとっても良かった(☆∀☆) これで、ニコール・ジョーダンは終わってしまった。寂しい。新刊出ないかなぁ・・・

2019/05/06

[kokorika]

復讐ためヒロインを誘拐するが、彼女に惹かれ、利用することをためらうヒーロー。いろいろ葛藤しながらもヒロインを大事にして、お互い為の最善の道をみつけるまでがよく描かれていて、ハラハラしながら読了。

2019/07/14

[たまきら]

すごく少女漫画なタイトルですよね～。でも、中身はなかなか硬派で、アルジェリアとフランスの今も続く確執の歴史です。興味深く読みました。ロマンスの方が比重が重いですが、もう少し政治的な視野にヒロインが興味を持っても良かったかな？でも、女性の優しさと忍耐力が戦争を止めさせられるならいいな、と思います。こっちは一人産んで育てるのも大変なので、大量虐殺は勘弁して頂きたいです。

2014/06/23

[矢田ふみえ]

よかった。仇をうつため、人質とした女性に惹かれてしまう。イングランドとベルベルの血をひくヒーローは、紳士としての教育もうけているためジレンマが、物語が展開する。最後がハッピーエンドだったのが、幸せ感アップだったね。

2017/01/03

[minako]

アリソンが何度も脱出を試みる所やジャファーとのやりとりももどかしいけれどもヤキモキしながらも充分に楽しめた。面白かったです。

2016/06/28