内容説明
明確な理念と果断な実行力で日本改造に着手した第一次安倍内閣は、なぜ一年で崩壊したのか―。戦後最年少の五十二歳で首相に上り詰めた安倍晋三の無念と決意。約束の日とは何か。十一月二十五日、同じ日に首を刎ねられた吉田松陰、三島由紀夫になぞらえながら、文学とは対極にある政治家を、文藝評論の対象にしたスリリングな試み。
目次
1 安倍晋三内閣発足
2 組閣
3 教育基本法改正
4 スキャンダル暴き
5 正面突破の「戦う政治」
6 大臣の死
7 年金記録問題「炎上」
8 孤独な続投宣言
9 健康問題と靖国
10 辞任
著者等紹介
小川榮太郎[オガワエイタロウ]
昭和42(1967)年5月生まれ。文藝評論家。創誠天志塾塾長。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ZEPPELIN
4
第一次安倍政権の戦いを検証する内容。最大の敵は朝日新聞。確かに当時はバッシングが酷かった記憶がある。特に松岡さんの件で思ったのは、メディアとは罪に問われることなく人を殺せる存在だということ。後の中川さんの件も同様。官僚含め、安倍さんの政策が実現すると困る人たちが実に多いのだと思わざるを得ない。一度は戦いに敗れたものの見事に復活し、反対に朝日新聞は自業自得爆弾で自爆。よく分からない女性閣僚の起用など、疑問点も色々あるけれど、対抗馬は存在しない。どうか日本を良い方向に導いて頂きたい2015/01/03
Kaori
2
戦う政治家であり、信念と実行力で困難な政策を進めていたこと、再登板は、やはり今の日本にとって必要だったからこそということが、よく分かります。2013/10/18
Ňuzeħife
1
第一次安倍政権の頃から安倍さんがこれほどの死闘を繰り広げていたとは知らなかった。彼の挫折と復活、そして暗殺までの軌跡はまさに偉人の生涯だと思った。2022/08/14
せんたろ
1
故安倍晋三氏の偉大さと、朝日新聞の屑っぷりを再認識。 日本は非常に大きなものを失ってしまいました。 この暗殺に、何処までの層が関わっていたのだろう・・? ご冥福をお祈りいたします。 2022/08/05
たか。
1
自民党支持者はもちろんですが、そうでない人も読んだ方がいい。マスコミの酷さが良く分かります。特に朝日!マスコミは権力をチェックするとか言っているけど、今はマスコミが権力になっています。そのマスコミをチェックする機能が働いていない事が大問題です。だから民主党のような反日政党が与党になっちゃう。これだけネットが普及した現在で、未だにマスコミの報道を信じている人は少数だと思うけどね。そう信じたいです。2013/08/02